当面の存続が決まった「国道フェリー」=4日夕、高松港、小林一茂撮影当面の存続が決まった「国道フェリー」=4日夕、高松港、林亜季撮影 高松港と岡山・宇野港を結ぶ「宇高航路」で、3月26日に定期便を全便廃止することを決めていた国道フェリーと四国フェリー(いずれも高松市)のうち、国道フェリーが4日、四国運輸局に2月12日に提出した事業廃止届を取り下げ、当面は運航継続することを明らかにした。宇高航路は当面存続することになる。 四国運輸局によると、国道フェリーは同局に対し「政府が無料化の方針を打ち出している高速道路の新料金が決まるか施行されるまでは、少なくとも運航を続ける」と伝えたという。現在の1日22往復の減便や、従業員のリストラなどで対応するという。 同局の貞広恵三海事振興部長は記者会見し、「宇高航路の存続を強く望む地域の思いを受け止めたものと理解している。ただ、当面は継続されてもその後は