JR九州が30日発表した今年9月の切符・定期収入は、前年同月比0.9%減だったものの、大型連休のシルバーウイーク(SW、9月19〜23日)と昨年9月の類似期間を比べると、特急列車の乗客数は約1割増加した。 JR九州によると、SWと前週末を含めた鹿児島線など主要3線区の特急列車乗客数は約43万4千人で、前年の類似期間を13.6%上回った。同社の唐池恒二社長は「ビジネスのお客さまも動き始めており、昨秋来の最悪期は一歩抜け出したと思う」と語った。 ただ唐池社長は「SW中の観光地のにぎわいに比べると乗客数は思ったより伸びなかった。やはり高速道路千円の影響が大きい」とも指摘。民主党が政権公約に掲げる高速道路無料化について「対抗策は持ち合わせていない。実現すれば大きな痛手となることを関係機関に訴える」と語った。 一方、西日本鉄道がまとめた9月20〜23日の高速バス主要13路線の収入は、前年同期に比べ1