アダルトビデオ(AV)10作以上に出演していた女性が日経記者だったと週刊文春が報じて、大きな話題を呼んでいる。 日刊ゲンダイ(電子版)によると、慶応の環境情報学部を卒業後、東大大学院に進んだ才媛で、日経記者だった昨年6月、鈴木涼美のペンネームで「『AV女優』の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか」(青土社)から出版している。 高学歴の女性がAV女優になるのは日本ではもう珍しいことではない。しかし、性の商品化が堂々と認められている日本は「性の解放が進んでいる」と歓迎すべきなのか、それとも女性は男性の性の対象というオトコ目線の男尊女卑がこびりついてしまっていると恥ずべきなのか。 今やイケメン男性も性の対象という日本の風俗を英国メディアはどう見ているのか。また、英国社会は女性を性の商品として扱うことをどう考えているのか。 筆者が英国の情報誌「英国ニュースダイジェスト」に書いた2編を参考にも