日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら 富山市は21日、2021年度中に市内を走る路面電車でSuica(スイカ)などの交通系ICカードを使えるようにすると発表した。合わせて顔認証技術やAI(人工知能)の活用にも予算を配分して観光振興に力を入れる。3月に控える路面電車の南北接続で市のコンパクトシティ政策が一つの到達点を迎える。今後は各種技術の活用でスマート化を進める。 同日発表した20年度予算案は一般会計が前年度当初予算比0.8%増の1655億円だった。うち路面電車の決済装置の導入に約2700万円を充てる。路面電車では現在、ICカード「ecomyca(えこまいか)」と呼ばれる独自の規格を採用する。Suicaなどを使えるようにして利便性を高める。 市内の飲食店などに顔認証決済技術を利用した決