次は、 恥とか遠慮がない。 中学・高校の生徒が男女で手をつないで歩いている。 自転車の後ろに乗っている女子生徒が運転している男子生徒に抱きついている姿もよく見かける。 あるいはよりかかって歩いている姿。 背を向けたくなるような光景も時にはあるという。 先生がほどほどにと注意すれば、 好いて好かれるのはおれたちの自由だ、 表現の自由もある、 個人のことだ、 学校とどういう関係があるんだという言葉が返ってくる。 教育の場では規律と禁欲が守らなければ、 その目的は成就されない。 今の生徒には、 恥とか遠慮がなく、 教育の原点が分かっていない。 これでよいんだろうか、 どうにもやるせない気持ちである。 恥と遠慮は日本の文化である。 荒井桂教育長 お話のとおり、 日本人は、 伝統的に恥の意識や謙譲の美徳をよりどころに自らの生き方を律してきたものでございます。 現状を見ますと、 社会や集団の一員とし