病院関係者が見守る中、モンスター患者をテーマにした創作劇が演じられた=4日午後、福岡市南区の福岡赤十字病院、森下東樹撮影 病院スタッフに暴力を加えたり、理不尽な要求をしたりする、いわゆる「モンスターペイシェント(患者)」への対応を考えるお芝居が4日、福岡市南区の福岡赤十字病院で上演された。病院から依頼を受けた福岡県太宰府市の「劇団道化」が実話に基づいて作った創作劇。深刻な院内暴力に、病院全体で取り組もうというメッセージを込めた取り組みだ。 病院4階の大会議室が即席の舞台。観客は同病院の看護師や医師ら約170人。病院の受付を模したセットに、金髪の派手な女性が登場してわめきちらす。 「うっ、胃が…胃が痛い。ソセゴンを打って下さい」 付き添いのチンピラ風の男性がすごむ。「おう、ソセゴンば打っちゃれ」 ソセゴンは痛み止めの薬で、使いすぎると中毒になる。2人は薬ほしさに病気を装い、夜間の人