手を振って元気に帰国の途につくギタアリヤちゃんと母親のフォニヌルさん=13日午前、関西国際空港(小畑三秋撮影) 「インドネシアに帰ったら、日本語がしゃべられへんから寂しいなあ」 重い心臓病を患い「明美ちゃん基金」(産経新聞社提唱)の適用を受けて国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で治療を受けていたインドネシアの女児、ギタアリヤ・ハルトノプトリちゃん(9)。今月13日の帰国前日、ぽつりとつぶやいた。 入院中を除き、センター近くの滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」で生活。日本で覚えた流暢(りゅうちょう)な大阪弁は、周囲の人たちの心をなごませた。 マクドナルド・ハウスの前納美奈子マネジャー(50)は、昨年9月の初来日当時の様子を今も覚えている。最初に仲良くなった友達は、ハウスにいた1、2歳の女の子。言葉は通じなくてもケラケラ笑って遊んでいた。 入院前日、ギタアリヤちゃんは前納さんに仲