福岡市・天神の北側にある「親富孝通り」の名称変更をめぐり、商店主と地元住民でつくる「天神・舞鶴 親ふこう通り協議会」は13日、旧称の「親不孝」に戻すかどうか、住民らに意向を聞くアンケートを始めた。かつての活気を取り戻そうと、一部の商店主や常連客たちの間で高まった「親不孝」復活論。一昨年の秋から始まった議論は来月にも決着する。 対象は通り東側の天神3丁目と、西側の舞鶴1丁目の住民や商店主約600人。「親不孝」「親富孝」「親ふこう」の3通りの表記から一つを選んでもらう。月末までに回収し、より多くの賛同を得た名称に決め、来月中旬にも発表する。 親富孝通り(約350メートル)はかつて九州各地の若者が集まる繁華街として栄えたが、バブル崩壊後に治安が悪化。親不孝の名が少年の非行化を助長しているとの批判から、2000年に現在の名称になった。 一部商店主らが15年10月に旧称復活を提案したことを受け