北九州市教育委員会は19日、市立図書館の勝山分館(小倉北区)を9月上旬、戸畑分館(戸畑区)、企救分館(小倉南区)、国際友好記念図書館(門司区)の3館を来年3月末に廃止する方針を市議会教育文化委員会に報告した。 市教委によると、戸畑分館は戸畑図書館から直線距離で約1キロと近いことや来館者が減少傾向にあることを踏まえ、廃止を予定。1995年に中国・大連市との友好都市締結15周年を記念して門司港レトロ地区に建てられた国際友好記念図書館は「読書よりも施設見学で訪れる人が多い」などとして、図書館でなく観光施設として活用を図る。 一方、勝山分館は廃止した上で、館内を改修して子ども図書館の一部となる予定。企救分館廃止は、来年3月に拠点図書館の小倉南図書館が近くに開館することに伴う措置としている。 市教委は「今後、地域や利用者、読書ボランティア向けの説明会を開催するなど丁寧な対応を心掛けたい」と説明