群馬が舞台の漫画「頭文字(イニシャル)D」が、29日発売の週刊漫画誌「ヤングマガジン」(講談社)で18年間の連載にピリオドを打つことになり、群馬県内から惜しむ声が上がっている。 単行本の累計発行部数が4800万部を誇る人気のカーアクション漫画。主人公・藤原拓海の自宅の豆腐店など、多くの舞台が県内という設定だ。 漫画が2005年に実写映画化された際、父が経営していた渋川市の豆腐店「藤野屋豆腐店」(現在閉店)が、主人公が住む豆腐店のモデルとなった、沼田市西原新町の吉野桂子さん(45)は「多くのファンが店を訪れてくれた思い出は宝物。終わってしまうのがさみしい」と惜しんだ。 豆腐店を移築し、主人公の愛車「AE86」(通称・ハチロク)とともに展示している「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」(吉岡町上野田)の横田正弘館長(59)も「秋に榛名山でハチロクを集めたイベントを行う。作品が忘れられないように毎