公式服のルーズな着こなしや記者会見での態度が批判されたスノーボード男子ハーフパイプの国母和宏選手(21)が17日(日本時間18日)、2度目の五輪に挑んだ。「迷惑を掛けた人のために良い滑りをしたい」。予選2組2位で予選を突破、決勝でも実力を見せることができるか。 トリノ大会は予選落ち。父芳計さん(51)によると「結果を出そうと余裕を失った」。親子2人で悔し涙を流した。「もう一回挑戦するか」と話し合い、視線をバンクーバーに定めた。「(五輪出場は)お世話になった人への恩返しにもなる」と芳計さん。 昨年末、北海道スキー連盟の尾形修さんに、ショーン・ホワイト選手(米国)との実力差が悔しくて泣いたことを打ち明け、「自分の技の完成度を高めるしかない」と告げた。問題発生後、尾形さんは声を掛けた。「結果を出して、お騒がせしましたって頭を下げるんだぞ」(共同)国母、高得点そろえ2組目2位で決勝進出