市民に広く親しまれているタコを模した遊具は全て「前田環境美術」(東京都渋谷区)によるもので、同社では「タコ山」と呼び、彫刻家が手作りし一つ一つ形も大きさも異なる。中でも2010年に設置された「和布刈公園」(門司区門司)にあるものは「製作に約4,000万円の費用がかかった国内でも最大級のもの」(市建設局職員)で、高さ約6メートル、最大幅約20メートルあり、少し離れた場所に足先を模した水飲み場も備える。関門海峡を望む絶好のロケーションということもあり、休日になると親子連れが多く訪れ遊んでいる。 同社ホームページによると、「オリジナルデザインは『プレイスカルプチャー、石の山』で、『頭をのせたらタコになる』と気付いた」とあり、同社では試行錯誤の後に人気商品に育て、全国の自治体から依頼されるようになったという。市ではタコ山の人気度に注目し、20年以上前から整備してきた。「実はイカの公園もあるが、そち