観光立国としてのピクトグラム再考観光立国を目指すニッポン、訪日外国人旅行者数も今や年間2,000万人へと迫る勢いだ。そんな中、国土地理院から訪日外国人にも分かりやすい地図記号や地名などの表記ルールを新たに作り活用を促していく案が発表された。これによると、外国人へのアンケート調査を実施した上で、看板などで既に使用されている、従来のピクトグラム(絵記号)との整合性を考慮してまとめたという。 たとえば、地図上でホテルを表す従来の「H」マークは、病院(Hospital)と混同されるのでベッドのマークに。寺院の「卍」については、外国人から「ナチス・ドイツを連想させる」という意見が多数あり、不適当と判断。代わりに「三重の塔」マークとしている。他にも郵便局の「〒」マークは外国人にとってはなじみがないので「封筒」に。病院を表す十字を囲む盾の形は「教会、盾、墓などと間違える」という意見が多く、十字を四角で囲