全国有数のラーメン激戦地、福岡・長浜地区で、店同士の争いが激しさを増しそうだ。「元祖長浜」をうたい、味も似たラーメンを出す店がさらに増えて4軒になるうえに、店名をめぐる争いも裁判に持ち込まれる。 「替え玉」発祥の店とされる創業半世紀のしにせ「元祖長浜屋(や)」から数十メートルの場所に8月、新しい店ができる。すでに「元祖長浜屋台」「名物元祖長浜ラーメン」と外壁などに書かれている。 店を出す地鶏料理店のオーナーは「『元祖長浜屋』に似たラーメンを同じ値段で出す」と話す。周りの3店から事前の了解を受けたといい、鶏のから揚げなどほかの品も出して違いを出す考えだ。 長浜地区は100メートルほどの範囲に「元祖長浜」が店名に付くラーメン店が現在3店ある。市内のタクシー運転手からは「似た名前なので、観光客を連れてきても混乱する」という声も出る。 昨年12月には「元祖長浜屋」の元従業員が、1字違いの「