ふだん見慣れない景色を目にすると、見識が広がったような気がするものだが……それってただの幻想? 日々仕事に追われる生活の中で、人々は時に旅に出る衝動に駆られるものである。我々は、旅に対して、それがもたらす現実世界からの解放感や、異文化との接触による新たな知識/見聞、世界の広がりを想像し、憧れを抱く。しかし、こうした一般論に対して、ビジネスキャリアコンサルタントのPenelope Trunk氏は「幻想だ」と一蹴する。幼少時に両親とともにヨーロッパやカリブ海全域など数多くの国を渡り歩いた経験のある彼女が、自身のブログで著した「旅が時間のムダとされる4つの理由(原題: 4 Reasons traveling is a waste of time)」というタイトルのトピックを紹介する。 1. 新たな挑戦よりももっと効果的な方法があるから 人生において見識や経験を広げるというのは重要なことだとは言う