ネットサーフィンしていたところ、Richard Louis Deiningerの訃報(IEEE Transactions on Man-Machine Systems, Vol.11, No.3 (September 1970), p.139)に出くわした。1970年3月30日に、42歳の若さで亡くなったらしい。Deiningerは電話のテンキー配列を、電卓と異なる形にした張本人(の一人)なので、ちょっと複雑な気分だ。 電卓のテンキー配列は、Gustaf David Sundstrandが1914年に発売した「Sundstrand Adding Machine」という機械式卓上加算器に遡る。Sundstrandがどうしてこういうテンキー配列に至ったのか、U.S.Patent No.1198487では必ずしも明らかになっていないが、私(安岡孝一)が図版を読む限りでは、「0」のキーが「1」のキ