先日、淡路島で男が隣人5人を刺殺するという痛ましい事件があった。その後の警察の調べや報道などによると、容疑者は日ごろから、ネットを通じて近隣住人に対する一方的な思い込みに基づく憎悪を募らせていたという。 こうしたニュースを目にして、筆者はふと昔のことを思い出していた。直接キャリアに関係するような話ではないけれども、誰にでも起こり得る話なのでまとめておこうと思う。 「仲間に出会えた」 もう10年以上前の話だが、突然、筆者の知人の一人が奇妙なことを言い始めた。 「最近、誰かに頭の中を盗聴されているような気がするんだ」 そんなことはあるわけがないと言うとその場は収まるが、数日するとまた同じようなことを口にする。結局、彼は病院に行き、ある病気だと診断され薬も処方されることとなった(ここでは病名は伏せておく)。2か月ほど後に会った時には、すっかり症状が改善していたことを覚えている。 ただ、それから半