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書評に関するkiku-chanのブックマーク (86)

  • 近ごろの若者は当事者意識がなく、意志薄弱で逃げてばかりいて、いつまでも「お客さま」でいる件について

    「最近の若者はダメだ」は昔から言われているが、特に今の若者はひどい。まず、当事者意識が完全に欠如している。さらに、独り立ちをしようとせず、常に何かに依存し、消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけようとしている。これはゆゆしき事態であり、日社会のありかたにかかわる重大な問題である。 最近の若者は、定職に就きたがらない。あるいは、会社に入っても一定のポジションで身を立てようとしない。なぜなら、社会的なかかわりを、全て暫定的・一時的なものと見なしているからだ。 彼らに言わせると、当の自分は別のところにあり、現実の自分は仮の姿に過ぎないんだそうだ。当の自分は棚上げしておいて、いつまでも立場を替え、考えを変え、自分自身をも変身させる余地を残しておく。一貫した主義主張をもたないか、もたないふりをする。特定の党派、集団に全てを賭けることを避けようとする。 その結果、今の若者は、全ての価値観か

    近ごろの若者は当事者意識がなく、意志薄弱で逃げてばかりいて、いつまでも「お客さま」でいる件について
    kiku-chan
    kiku-chan 2007/05/18
    30年前の若者論の書評。 今と言っていることがかわりません。
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 見えない仕事がイノベーションを起こす「シャドーワーク」

    「シャドーワーク」について、豊富な実践例+網羅的な考察をした一冊。ヒット商品やイノベーションの陰には「シャドーワーク」が必ず存在する。ルーティーンワークからの変革なんてありえないし、創造的な価値は管理者の目の届かないところから生まれる。これはわたしのような兵隊ではなく、人事部の将校クラスが肝に命じておくべき。 「シャドーワーク」とは、通常業務から外れた、個人の自主的な意志と裁量で創造的に編み出した仕事のこと。仕事そのものへ結びつかないまでにしても、その準備活動も含まれる。いわゆる「やってみなはれ」「渦は自分で起こせ」というやつ。 たとえば、日産の例。新型マーチのコンセプトづくりにあたり、設計開発ラインの「外」で「こっそり」人を集め、意見を出し合う。あるいは、リコーの場合。GR DIGITALの専用Blogを提供するにあたり、「業務外で」「手弁当で」組織横断的に立ち上げる。仕事として「決まっ

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 見えない仕事がイノベーションを起こす「シャドーワーク」
  • オープンソース・エンジン一覧

    下町の老舗のラーメン屋さんや和菓子屋さんで事をしてみて、「おいしい!」と思った経験はありませんか? ご自身の戦争体験を若い世代へ語り伝えようとしている高齢者の方々のお話を聞いたことはありませんか?老舗のお店の深みのある味も、高齢者の方々の戦争体験談も、いずれも「次の世代へ何かを残していきたい」という人間の営みから生まれてきたことであると思います。そして、そういう”情報の継承”という 発想でもって、社会問題に対して何か有効な情報拠点を築き上げていくことはできないだろうか、というのが”みらい”の出発点です。 Q.みらいって簡単にいうとどんなサイトですか? A.次世代情報都市”みらい”は、学問やジャーナリズムなど様々な方法を駆使して、次の世代への情報の伝達を目指す仮想都市空間です。具体的な活動としては、政治、経済、社会、科学技術、国際、環境、教育文化、芸術、家族など、あらゆる種類の社会問題の

  • 書評 - 生命保険入門 : 404 Blog Not Found

    2009年12月24日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 書評 - 生命保険入門 「ハーバードMBA留学記」と一緒に頂いたのが、書。 生命保険入門 新版 出口治明 初出2007.04.16; 新版登場につき改訂 この一年、いや数年のうちに読んだ中で、もっとも目から鱗を落としてくれたであった。 書「生命保険入門」はまさに文字通りのである。これから生命保険に加入する人々のための入門であると同時に、これから生命保険業界に入る人々のための入門でもある。地味な表紙、そしてそれが岩波書店から刊行されていることから、後者の意味合いにしか受け取らぬ人の方が多いかも知れないが、実は前者、すなわち生命保険加入者こそ読むべきである。 生命保険とは何か 生命保険とはどのような金融商品か 生命保険の歴史 生命保険はどのような仕組みになっているか 生命保険にはどのような種類があるか 生命保険会社

    書評 - 生命保険入門 : 404 Blog Not Found
  • ブックワン BK1

  • わたし自身の中の『ハマータウンの野郎ども』

    わたし自身の中の『ハマータウンの野郎ども』 1999/8/31. 『ハマータウンの野郎ども』 ウィリス ちくま学芸文庫  ポール・ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』(ちくま学芸文庫)は、学校に反抗的な少年たち がいかに労働階級の仕事についてゆくか、なぜ自ら労働階級を再生産してしまうことになるか ということを考察したである。かれらは労働を無意味なものと見なし、労働への奉仕を極小化 するために男らしいと見なされる手仕事についてゆくとされている。 「現代の庶民の労働はすべてくすんだ灰色をしており、とくにどの職種で働こうと思い悩む必要 はない、野郎どもはこころの奥底でそう見ぬいている。……労働それ自体に特別の意味や満足 感を追い求めようとやっきになって努力するのとは別の方向を、反学校の文化はさまざまなかた ちで少年たちに指し示すのだ」 「満足を得る前提としての労働にたいする

  • NAKAHARA-LAB.NET BLOG : 明日の教育、こうなる、こうする: 阿部真大 「搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! 」 を読んだ

    サイトは教育工学の研究者である中原淳(東京大学)のblogです。教材/開発/教育ソフトウェア/学習環境デザイン/教育工学/学習科学/認知科学/教育メディア研究/教育の情報化/eラーニング(e-learning)/戦略的HRM/ワークプレイスラーニング/協調学習/エスノグラフィー/知識創造理論/シリアスゲーム/実践共同体/高等教育/OJT/OFF-JT/企業内教育/企業研修/人材育成/ナレッジマネジメント/ワークショップ/状況論/状況的認知/などがキーワードとなります。 阿部真大著「搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! 」(集英社新書)を読んだ。 筆者の阿部氏は東京大学大学院博士課程で社会学を学ぶ学生。一年間にわたり、自ら「バイク便ライダー」のアルバイトをしながら、エスノグラフィーを執筆した。書はソシオロゴスに掲載された論文を加筆・修正して一般向けに修正したものだという。 阿部氏

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 技術の伝え方

    2007年01月15日20:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 技術の伝え方 これは、伝わる。 技術の伝え方 畑村洋太郎 「伝える」ではなく、「伝わる」。 書「組織を強くする技術の伝え方」は、失敗学関連の書籍で有名な畑村洋太郎が、タイトルどおり技術の伝え方を説いたである。 序章 「技術」とは何か 第1章 なぜ伝えることが必要か 第2章 伝えることの誤解 第3章 伝えるために大切なこと 第4章 伝える前に知っておくべきこと 第5章 効果的な伝え方・伝わり方 第6章 的確に伝える具体的手法 第7章 一度に伝える「共有知」 終章 技術の伝達と個人の成長 「技術を伝える」を巡るおまけの章 しかし、書の要諦は、「技術は伝えられない」と喝破した事にある。 P.52 技術というのは来「伝える」ものではなく「伝わる」ものなのです。結果として相手の頭の中に伝えたい内容を出来させな

    404 Blog Not Found:書評 - 技術の伝え方
  • Passion For The Future: 帝国ホテル 伝統のおもてなし

    « 図説 50年後の日―たとえば「空中を飛ぶクルマ」が実現! | Main | 日という方法―おもかげ・うつろいの文化 » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 2004年度 人気書評ベスト10 アクセ

  • サンダカン八番娼館

  • 慰安婦と戦場の性

  • 藤原正彦『国家の品格』

    藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日はこれが廃れてしまった。 日はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす

  • 原田梨花『Black!』

    原田梨花『Black!』 家につれあいがいて、隣でテレビを見ている。テレビ大好きっ子だ。 そしてその合間に、番組へのコメントなど求めてきて、けっこう盛り上がる。 東京にいたときぼくは全然テレビを見なかったので、これはまったく新しい習慣だった。 しかし、「読書」いや「漫画読み」にたいしてさえ、これはおそるべき中断をもたらすものだったのだと最近実感。あるの世界にずっと集中できないということは、そのの評価さえ誤るほどのものだと身に染みております。(つれあいは逆にテレビがついていても集中して仕事をやったり、ミステリーを読んだりする。集中力は明らかに彼女のほうが高いのだ。) で、最近、出先で泊まって隔離された部屋の中でこの原田の『Black!』を読んでいて、ほとんど時のたつのも忘れるような形で没頭してしまった。久々に漫画世界に吸引されていった。 「フィールヤング」誌では途中から読んでいたので、ス

  • 新書『搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! 』 - 日々日報

    搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書) 阿部 真大 (→amazon屋で手に取ったら面白そうだったので買ってみました。2006年10月22日発行となっていて、出たばっかりのようです。 amazonの要約 大学を休学した「僕」は、一年間にわたりバイク便ライダーの仕事に従事する。そこで出会ったのは、不安定雇用の立場に甘んじながら、危険労働の現場に積極的に飛び込む、同僚ライダーたちの姿だった。広く他業種を見渡しても、ニート問題や引きこもりでやり玉にあがることの多い若者たちは、むしろ、自ら進んでワーカホリック状態に陥っている。それは一体なぜなのか?東京大学大学院に在籍中の著者が、自らの体験をもとに、同世代の団塊ジュニアが直面する労働・雇用問題を分析した、衝撃の論考。 英国のポリー・トインビー『ハードワーク~低賃金で働くということ』(→amazon)、米国のB.エーレンラ

    新書『搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! 』 - 日々日報
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「いい親」が子どもをダメにする

    何をもって「いい親」とするかによるが、センセーショナルなサブタイトルにもかかわらず、著者の言い分はかなり同意できた。 はやりの育児法を鵜呑みにして、子どもとトモダチになろうとする親がいる。そもそも育児書なんか読み漁ってないで、周囲(特に自分の両親)に相談しなさい、と主張する。著者はかなりのご年配であることを念頭に読むといいかも。 最初に強く頷いた箇所はここ↓ 全ての基は夫婦の関係。(理想的には)夫婦が互いに信頼しあい、愛し合っている家庭であることが、子育ての最初の一歩。もちろん事情により片親の場合もあるが、それではダメということではない。「理想的には」を頭につけたのはそのため 「子どもへのまなざし」[参照]で知ったが、子どもを家庭の中心に据えて、両親が子どもに寄りかかっている、いびつな関係がある。 それは、子どものことを一生懸命に考えすぎた母親が陥る罠だそうな。わが身を犠牲にすることが、

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「いい親」が子どもをダメにする
    kiku-chan
    kiku-chan 2006/10/20
    育児について
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか

    タイトルで惹かれて一読、これはイイ! これは使わせてもらおう。 ロジカルシンキングやMECEといった論理的思考ツールは、確かに仕事に使えるまで砥いできたが、肝心の議論に役立ってはいない。あ、いや、「自分の考えを的確に表現し、相手に理解させる」ツールとしては有効だけど、 ・議論が紛糾したとき ・自分の結論へ誘導したいとき ・自分の主張に言いがかりとつけられたとき これっぽっちも役に立たない。「おまえの意見はよく分かったが ── ── そんな話はここでは通用しないよ」 ── SEにはカネのことなんか分からないんだ」 ── 他の人もみんなそうじゃないと言っているよ」 と断言されると、一瞬、どう返していいか言葉に詰まる。議論は黙した方が負け、というルールに従って引き下がらざるをえなくなる。しばらくたって、その「反論」は何の根拠もないことに気づくが、議論はもうあさっての方向へ行っている。 仕事の場に

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか
  • 『18歳の今を生きぬく 高卒1年目の選択』

    『18歳の今を生きぬく 高卒1年目の選択』 なかなか興味深い調査である。 若い人がどのようにフリーターになるか、あるいは、正規の職につくか、あるいは進学の夢を持ち直すのか、を追跡した調査だ。 統計では質が捨象されてしまう、という方法と逆の方に行けば、「ルポ」というやり方があるだろう。 NHKドキュメンタリーの「フリーター漂流」や「ワーキングプア」などはこの方法をとった。事態の質をあらわしていると思える「典型的」人物を探し、その人間に焦点をあてて、問題を浮かび上がらせるという手法である(むろんそのなかで「統計」は駆使されるが、統計と典型的人物は画然と分かれている)。 この調査がとった方法は、いわばその中間をいくものだった。 東京の公立高校を2つ選んで、高三生89人から聞き取りをおこない、その後の過程を2年間にわたって追跡し、インタビューをくり返したものなのだ。 〈私たちは、あえて中間層以下

  • i feel-ブックレビュー 北田暁大(『カーニバル化する社会』鈴木謙介)

    若者――と世代的利害を共有する語り手――による若者論というのは、「論壇」と呼ばれる奇妙な言説空間のなかで、つねにある種の特権性を与えられ続けてきた。先行世代の実感主義、体験主義に対して、それには回収されない若者のリアリティを突き付け、自らの言説の説得力と信憑性を担保していく……。小熊英二『〈民主〉と〈愛国〉』が詳らかにしたように、戦争体験の有無、濃度の世代的差異が「戦後思想」の磁場を形成してきたわけだし、「ポスト戦後思想」に位置づく(はずの)全共闘もまた、たとえば大塚英志のような後続世代によって、その世代的イデオロギーを糾弾されることとなった。 古代エジプトからあったといわれる世代語りだが、それは、社会が社会自身をたえず自己言及的に観察し続ける再帰的な近代社会において、加速されていく。世代論とは、不透明で複雑な社会のなかで「存在論的安心」(ギデンズ)を得るための、社会的装置なのである。 鈴

    kiku-chan
    kiku-chan 2006/10/06
    [あとで読む[再帰的近代][再帰性][社会学]
  • i feel-ブックレビュー:北田暁大「万博なき日常を生きろ」

    愛知万博(愛・地球博)が二〇〇五年九月末に閉幕した。筑波万博の微妙な失敗など素知らぬ顔で、予想をはるかに越える興業的成功を収めた。入場者数は総計二二〇〇万人、一〇回以上会場に足を運んだというリピーターも少なからずいたようで、モリゾー、キッコロというファンシーなキャラクターは、閉幕後の今もなお根強い人気を集めている。 最先端の科学技術のありようを無邪気に肯定するでもなく、それでいて「人類と自然との調和」などというお題目を現象化させているとも言いがたい。なんというか、そう、政府が関与した巨大な物産展――デパ地下と表現したほうがいいかもしれない――のような面持ちであった。 伝え聞く大阪博の国民的な熱狂や、沖縄海洋博の国土システムへの野心、筑波万博の科学への欲望などはうかがえず、名古屋に企画限定で設置されたテーマパークのようなものとして、ディズニーランドなき周辺地域の人びとに愛されていたように映る