CockroachDB はどのくらい「しぶとい」のか? / How tough is CockroachDB?
CockroachDB はどのくらい「しぶとい」のか? / How tough is CockroachDB?
こんにちは、一休.comスパ(以下、「スパ」)の開発を担当しているshibataiと申します🙏 今回はスパのデータベースの在庫の持ち方で試行錯誤した話をさせていただきます。 背景 2024-03-29追記: 一休.comスパにおける在庫の特徴について 一休.comスパが扱う「在庫」は、「ある日付の特定の時間に対する空き枠」です。以降の説明では、スパ施設ごと、日付ごと、また時間ごとに増えていく「在庫」をいかに効率よく扱うかについて説明しています。 詳細については次のスレッドも参照してください! https://t.co/Y0SPmDE4yZ この記事のコメントみてると、少し我々のシステムの要件が伝わってないというかそこの説明が記事に不足しているように思った。ので以下その補足— naoya (@naoya_ito) March 29, 2024 現在の実装 スパは予約を受け付けるために在庫の
序文 私の仕事は、DBエンジニアです。といっても別に望んでデータベースの世界へきたわけではなく、当初、私はこの分野が面白くありませんでした。「Web系は花形、データベースは日陰」という言葉も囁かれていました。今でも囁かれているかもしれません。 ですが、しばらくデータベースを触っているうちに、私はこの世界にとても興味深いテーマが多くあることを知りました。なぜもっと早く気づかなかったのか、後悔することしきりです。 もちろん、自分の不明が最大の原因ですが、この世界に足を踏み入れた当時、先生も、導きの書となる入門書もなかったことも事実です。 今でこそバイブルと仰ぐ『プログラマのためのSQL 第2版』も新入社員には敷居が高すぎました (2015年2月追記:その後、自分で第4版を訳出できたのだから、 人生は何があるか分からないものです)。 そこで、です。このサイトの目的は、データベースの世界に足を踏み
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はじめに こんにちは。 GMOアドマーケティングのKONCEです。 新卒で入社し、数年経ちました。日々の業務で学ぶことは多いですが、今年度は技術の深堀りをテーマにやっていきたいと思っています。 今回は入社してDBやSQLに関しては業務内で学ぶことが多く、特別訓練をしていたわけではなかったのですが、「SQLアンチパターン」を用いて学びながら、改めて自分の現状を見つめ直していけたらと思います。 今回は学習を行う側面と自分自身のレベルについて見直していきたいので 知っていた → ○ 部分的に知っていた → △ 知らなかった → × を付けてみようと思います。 目次 SQLアンチパターンについて Ⅰ部 データベース論理設計のアンチパターン 2-1. [○]1章 ジェイウォーク(信号無視) 2-2. [×]2章 ナイーブツリー(素朴な木) 2-3. [○]3章 IDリクワイアド(とりあえずID) 2
# 参考資料 - イミュータブルデータモデル(入門編) - https://www.slideshare.net/kawasima/ss-40471672 - イミュータブルデータモデル(世代編) - https://www.slideshare.net/kawasima/ss-44958468 - スタースキーマ(基礎) - https://zenn.dev/pei0804/articles/star-schema-design - ディメンション・モデリング - https://zenn.dev/pei0804/articles/dimensional-modeling - 失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 - https://amzn.to/3vfD5nJ
データベース内のデータをメンテナンスする際にmysqlやpsqlといったコマンドを使うこともできます。しかし毎回SQLを書くのは面倒ですし、データ量が増えると一覧性が落ちてしまいます。 そこで使いたいのがデータベース管理アプリケーションです。今回はMySQL/PostgreSQL/SQL Server/MongoDBと幅広いデータベースに対応したDbGateを紹介します。 DbGateの使い方 ローカルアプリケーションとWebアプリケーションで動作します。今回はWebアプリケーション版のデモです。 接続先を選ぶとデータベース一覧が表示されます。 さらにデータベースを選ぶと下にテーブル一覧が出ます。テーブルを選ぶとデータが一覧表示されます。 フィルター機能で簡易的にデータを絞り込めます。 デザイナーを使ってリレーションを設計できます。SQLが生成できるので、ビューの作成にも使えるでしょう。
私の愛しいアップルパイへ はじめてNotionを使い始めたときは「Evernoteよりもエディタがリッチ」くらいの感想しかなかったのですが、3ヵ月ほど前から改めて本格的に使い始めてようやくNotionのすごさが分かってきました。 身近のNotionを使い込んでいる方の話を聞いたり、メディアで活用事例を見ていくうちに、NotionはEvernoteとはまったく違う概念で情報を整理していけることに気がつきました。 それは、Evernoteよりもずっとパワフルな情報整理機能を備えていたのです。 プログラマーならきっと感動すら覚えるではないでしょうか。私自身、Notionのすごさがストンと腹落ちしたときには、ツツーと頬をつたう涙のような暖かさで体中が満たされました。 鍵は「データベース」です。Notionは単なるノートアプリケーションというより、直感的な操作に対応したデータベース管理システムなので
はじめまして、サーバサイドエンジニアの立木です。 特定業種向けポータルサイトやスマートフォンゲーム開発などを経て、昨年3月に入社し、現在はANDPADの開発に従事しています。 アンドパッドでは、技術顧問をして頂いてる三谷(mita2)さんによる、データベースに関する勉強会が定期的に行われております。 tech.andpad.co.jp 先日もデータベースの観点から、Webアプリケーションのパフォーマンスをいかにして監視し、改善していくかという勉強会を開催していただきました。 今回はその勉強会について気になったポイントをまとめてみたいと思います。 当日の資料 概要 ANDPADの現状について分析 Datadogによる分析手法 よくある改善パターン 質疑応答 ANDPADの現状について分析 Webサイトのパフォーマンスは大事当たり前ですが、Webサイトにとってパフォーマンスはとても重要です。
Google、ORMが生成するSQLが遅いときの調査を容易にする「sqlcommenter」をオープンソースで公開。Rails、Spring、Djangoなど主要なフレームワークに対応 SQL文を直接書かなくとも、自動的にSQL文を生成、実行してくれるORM(Object-Relational Mapper)は、プログラミングを容易にしてくれる技術としてRailsやHibernate、Springなどさまざまなフレームワークなどで活用されています。 一方で、ORMが生成するSQL文はときに複雑に、あるいは非効率なものとなり、データベース処理の遅さにつながることもあります。 このとき、SQL文の生成と実行を明示的にコードとして記述する必要がないというORMの特徴が、なぜデータベース処理が遅くなったのか、どのようなSQL文が生成され、そのどこに原因があるのか、といった調査を難しくている面があり
この記事は DeNA 20 新卒 Advent Calendar 2020 19日目の記事です。 はじめに MySQLやPostgreSQLに代表されるRDBMSではトランザクションと呼ばれる仕組みが提供されています。多くのWebアプリケーションエンジニアはこのトランザクションを駆使してDBとやりとりをするロジックを組み立てることになります。 しかし不整合を起こしたくない処理があるからといって闇雲にトランザクションを張ったり、トランザクションが張られているからと安心してアプリケーション側で闇雲にロジックを組み立ててしまうと思わぬバグを生むことになってしまいます。 このエントリでは、「トランザクションを張っておけば大丈夫」という考え方は危険な場合もあるということを、ありがちな実装例を交えて紹介していきます。 並列に処理されるトランザクション そもそも、トランザクションは全て直列に処理されるわ
はじめに Twitterのタイムラインを見ていたらバッチ系のプログラムで逐次コミットをやめて一括コミットにしたら爆速になったというのを見ました。当たり前でしょ、と思ったけど確かに知らなければ分からないよね、と思って主に初心者向けにRDBを扱うときの注意点をまとめてみました。 プログラミングテクニック的なところからテーブル設計くらいの範疇でDBチューニングとかは入ってないです。 自分の経験的にOracleをベースに書いていますが、他のRDBでも特に変わらないレベルの粒度だと思います。 大量の逐次コミットをする バッチアプリケーションでDBにデータをインサートすると言うのはかなり一般的な処理です。しかしデータ量が少ない時はともかく大量のインサートを逐次コミットで処理するとめちゃくちゃ遅くなります。数倍から十数倍遅くなることもあるので、10分程度のバッチが1時間越えに化けることもザラにあるので原
しばたです。 本日弊社の社内勉強会で「Snapshot & Backup」というタイトルで一般的なスナップショットとバックアップの関係性とAmazon EBSを中心にAWSで使われているスナップショットとバックアップについて発表しました。 勉強会で使用したスライドをSpeaker Deckで公開していますので気になる方はご覧ください。 発表内容について この発表において言いたいことは「スナップショットはバックアップではない」の一点に尽きます。 これを社内で主張したかったのが発表の唯一にして最大の動機で、その他の点については私としては正直おまけです。とはいえ、おまけの部分もそれなりに調べて書いていますのでご覧いただいて損はさせないと思っております。 あとせっかくなので以下の点もこの場で主張しておきます。 所感 言いたいことを言えたので私個人としては非常に満足しております。 本資料の内容がAW
株式会社ラクーンホールディングスのエンジニア/デザイナーから技術情報をはじめ、世の中のためになることや社内のことなどを発信してます。 パフォーマンス勉強会OracleデータベースMySQLInnoDB こんにちは、羽山です。今回はOracleデータベースのチューニングで少し踏み込んだ内容です。途中で比較対象としてMySQLも登場します。 日頃からSQLチューニングの機会があってそれなりに得意としているのに、それでもなぜかパフォーマンスがでないSQLに悩んだ経験はありませんか? 謎の遅い現象は特に大規模データベースになってくると発生しがちなのですが、速い場合も遅い場合も必ず理由があります。そこで本記事ではデータベースのチューニングにおいて意外と見落とされがちなローレベルな部分に着目して、さらに一歩上のパフォーマンスチューニングに必要な知識を解説します。 この記事を書くきっかけとなったのは私た
Oracle データベースの内部構造に着目して、さらなるチューニングを行うために必要な基礎知識をまとめた資料です。
基盤チーム所属の沖中( @okinaka )です。 「リファクタリング」という言葉、エンジニアのみなさんならご存知でしょう。 システムの振る舞いを変えずに内部を改善することを指す言葉です。 一般的に、コードの修正を指すことがほとんどですが、今回はデータベース設計のリファクタリングについてお話ししたいと思います。 絶版になってしまいましたが、データベース・リファクタリング という書籍に様々な手法が紹介されていて参考になります。英語で良ければ 原書 はまだ入手可能ですね。 データベース・リファクタリング 作者:スコット W アンブラー,ピラモド・サダラージ発売日: 2008/03/26メディア: 単行本 Refactoring Databases: Evolutionary Database Design (Addison-Wesley Signature Series (Fowler)) (
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