2024/2/15 Developers Summit 2024 登壇資料 https://event.shoeisha.jp/devsumi/20240215
このブログは、 IVRy 紅白Advent Calendar 2023の白組・17日目の記事です。 白組16日目は PdM佐瀬さん「IVRyなら上流からUX/UIデザイン業務が実践できます!」でした。明日はIVRyのVPoE近藤さんの「IVRyにおける開発生産性へのアプローチ~SPACEフレームワークの視点から~」についての記事が出ます。乞うご期待。 この記事について タイトル通り、2023年に提案されて改善した事を発表するのですが、裏返すと「そんなこともできてなかったのか」と見える内容もあるかもしれません。ネガティブに受け取られる可能性もあるかもしれませんが、IVRyのオープンな社風や、常に改善と変革に前向きな姿勢をアピールするためにも、この記事を執筆することにしました。 なお、課題を発見・解決しながら会社を大きくしていきたいエンジニアの皆さんは、ぜひブログ一番下のIVRyの採用情報から
生成AIはプロダクト開発をどのように変え、ソフトウェアエンジニアに必要なスキルはどのように変化するのかーー。 日本の10年先を行くと言われているシリコンバレーで、18年に渡ってプロダクト開発を経験している河根拓文氏が、シリコンバレーと日本の違いのリアルについて話します。 シリコンバレーに来て、早18年 河根拓文氏:みなさん、初めまして。河根です。よろしくお願いします。今日は簡単に「生成系AI時代のプロダクト開発」とは何か、何が変わってきたのか。そこで必要なチームのスキルはどんなものになっていくのかを簡単に、私なりの経験や考え方を紹介していければなと思っています。 まずは本題に入る前に軽く自己紹介からしたいと思います。私はシリコンバレー、サンフランシスコのベイエリアに来て、早18年ぐらいになりました。 行く前は日本のマッキンゼーでコンサルタントをしていて、プロダクトマネジメントやテック系の企
こんにちは!ブロックチェーンチームでエンジニアをしている id:dorapon2000 です。最近買ってよかったものは「潮の華 あおさといわしふりかけ」です。 今回は Git の Squash マージについての知見を共有したいと思います。端的に言うと、 チーム開発で Non Fast-Forward マージをやめて Squash マージを採用し、再び Non Fast-Forward マージに戻した経緯の説明です。Squash マージを運用に導入するか考えたことがある方の参考になればと思います。 Squash マージとは マージには 3 種類ありますね。みなさんはトピックブランチを main へマージする際にどのマージ方法を利用していますか? Fast-Forward マージ git merge --ff-only Non Fast-Forward マージ git merge --no-f
こんにちは!経営企画の仕事をしているudonです。1年半前の見習いQA以来、2度目の文章です。今回は10X社内の会議のルールを整理し、そして全社員の未来のカレンダー予定を一旦全部消す、通称「ビッグバン」の第一回を実施したのでその背景や内容について書きます。 (イメージ) 10Xでは社内におけるコミュニケーションを大きく「同期」「非同期」に分けています。同期は会議や突発的な電話など同じ場にいることが前提であるコミュニケーションを指し、Slackなど非同期は必ずしも同じ時間での往復を前提としない文章やドキュメントによるコミュニケーションを指します。入った当初は「ドウキ・・?ヒドウキ??」とドキドキしてた私ですが、2年も経つと慣れてしまいました。慣れって怖いですね。 話が長いという皆様の期待を裏切ることなく、タイトルにもなっているビッグバン(会議の全削除)の話にいくまで5,000文字嵩んでしまっ
こんにちは、プロダクトマネージャーの髙田です。辛いものが好きです。 最近は、昼ごはんに台湾ラーメンを食べて、夜に二郎インスパイアで台湾まぜそば(辛口)を食べました。 麺半分コール忘れて胃が爆発 入社からいつのまにか1年経過し、振り返りも込めてエムスリーで働く人を「観察」して学んだことを書こうと思います。 私は入社後半年ほど、インプット8:アウトプット2の時間の使い方をしていて、特に最初の3ヶ月は「エムスリーの型・勝ちパターン」のインプットを重点的に行っていました。 具体的には、 コミュニケーション・行動・思考法などをMTGやSlack等から観察し 学んだことを週1で取締役CTOの山崎さんに報告 会話を通してさらに学びを深める&誤学習してないか確認 という手順で進めていきました。 この一連の経験が今でも役に立っていると感じる & 入社初期に「見習うべき型・勝ちパターン」のインプット期間があっ
こんにちは。株式会社InnoScouter CTOの大西(Twitter: @monarisa_masa)です。 InnoScouterでは、開発手法として、スクラム開発に取り組んでいます。 今回は、「なんちゃってスクラム」に気づくためのコツ、というトピックで話していきたいと思います。 自分自身数年にわたり、他社の方から「スクラム開発やってる?」と聞かれたときに、「なんちゃってスクラムですかねぇ」と言い続けてきました。長らく「なんちゃって」状態だったのですが、最近個人的にそれを脱するタイミングを味わったので、その話をさせてください。 ※ そもそもスクラム開発をよく知らないという方にもわかるように、適宜スクラム開発自体の説明もしていきます。 この記事の対象読者 現在進行形で、スクラム開発をやっているが、なんか違いそうと感じている方 (前職などで)1度スクラム開発をやった経験はあるが、いまいち
チームでのアジャイル開発において、コードレビューは最も重要な工程の1つです。『アジャイルプラクティスガイドブック』(翔泳社)では、その目的が「ソースコードを書いた人の持ち物から、チームの共同所有物にする」ことだとされていますが、メンバーの考え方が違ったり責任の所在が曖昧になったりと、トラブルの種となることも少なくありません。今回は本書から、コードレビューで建設的なコミュニケーションを行うための心構えを紹介します。 本記事は『アジャイルプラクティスガイドブック チームで成果を出すための開発技術の実践知』(著者:常松祐一、監修:川口恭伸/松元健)の「第2章 「実装」で活用できるプラクティス」から一部を抜粋したものです。掲載にあたって編集しています。 コードレビューの目的 【プラクティス】ソースコードの共同所有 筆者はコードレビューの一番の目的を「ソースコードを書いた人の持ち物から、チームの共同
はじめに Beatrust VPoEの Ryo(長岡 諒) です。 Beatrust は2020年3月創業で現在3年目となりました。創業当初は3名だったのですが、現在社員は16名で業務委託の方も含めると30名以上の組織体となっており、初期からリモートワーク主体でした。しかし、リモートワーク主体の組織では意志を持って取り組まないとコミュニティのつながりが薄れサイロ化し、セールスとプロダクトなど各チームでのセクションの境界が強まり情報や意思決定の断絶が起こりがちです。我々も最初期は全員で議論していましたが、人数やチーム課題の変化に伴い共有・議論の仕方は進化しており、どんな変遷を経て行き着いたのかその過程から共有することで参考になるものもあるかと思いまとめました。 チーム開発においてどういった会議体・プロセスでプロダクト開発を進めようか試行錯誤している方や、リモートワークが主体となりチームサイズ
前回 は継続的にデプロイしてるよって話をしたので、その流れで今日からちょっと Git を使った開発フローに対するデプロイについて考えてみたいと思う。まず最初はやっぱり Git-flow からかな。と、その前に 前置き 自分は CircleCI だとどうなるかなぁとか考えながら書いてるけど、どの CI サービス・ツールを使っても大丈夫 自分の頭の中にあるのはウェブ系の自社サービス。スマホアプリとか組み込みとかは経験がないから分かんない どんな風にテストを実行するかみたいな話も面白いけど、今回は CI のことは忘れてデプロイだけ考える どのフローが良い・悪いという話ではない Git-flow ということで Git-flow 。この絵は有名ですね どこが始まりなんだろう?って思ったら2010年のこの記事みたい: https://nvie.com/posts/a-successful-git-br
開発しているアプリケーションのフロントエンドの様子を見る会(フロントエンド草むしり会)を毎週30分ずつ開催している。 式次第の雰囲気を紹介するとこういう形で、毎週見るメトリクスやエラーに加えて、月に1回くらい様子を見たい項目もある。 アップデート関連は、Pull Requestが出たら都度対処するのだけど、それに加えて最近の様子はどうだろう、と眺める時間を取りたい。そういうものは月に1回くらい見ることにしている。 毎週 この会の大義を確認しよう 終わってない宿題を眺めよう エラーのメトリクスを見よう パフォーマンスのメトリクスを見よう 月の初めの会のみ Dependency Dashboardのアップデート候補を見よう Dependabot alertsを見よう ここで「月の初めの会のみ」としているのがポイントで、今回が月の初めかどうかは誰が見ても明らかで、間違いが起きにくい。 これを仮に
会社で係長的なポジションになって3年近くが経った。先日、副係長というか職長的なポジションが新たに設けられ、30歳前後のメンバーが就いた。折を見て彼らに伝える機会があるかもしれないし、3年やってみた知見を自分の中で一度整理しておきたいと思った。(大手メーカーの製造側に近い部門で働いている、という前提がある。) 自分が苦しくならないようにする 究極的には本人が自分でスタイルを確立するしかない。 「こうした方がより良い」と思って行動変容しても、それで自分が苦しくなるなら続けられない。 どうせ正解の型が一意に決まるわけではないし、仮に正解の型があっても自分を完全にはめ込むこともできない。 「自分がやれるようにやるだけ」くらいに思っている方が精神衛生に良い。それで不適格ならしょうがない。 一方で「より良い方法」に寄せる努力も必要で、その間のバランスが必要になる。 例えば自分自身は、人付き合いがすごく
宿泊予約事業やレストラン予約事業などを手掛ける、株式会社一休。エンジニア組織における個人の振り返りや組織の課題発見に、エンジニア組織支援クラウド「Findy Teams」を活用いただいています。 今回は、執行役員CTOを務める伊藤直也さんにインタビュー。実際に「Findy Teams」上のデータを参照しながら、エンジニア組織における生産性についての考え方などを伺っていきます。 ■プロフィール 伊藤 直也 株式会社 一休 執行役員 CTO コロナ禍における開発を、Findy Teamsで振り返る ──こちらが御社の2020年1月から直近までのデータになります。プルリク作成数はだいたい平均値を超えていて、件数としては2020年7月と2020年10月に大きな山があります。今年は5月頃から全体的に伸びている傾向にありますが、これらの要因として考えられる部分はありますか? Findy Teamsのチ
システム障害が起こったときにどういう体制で望むか、エンジニア個人が障害に直面した時にどのような役割を受け持つのが良いのか。組織によって色々なパターンはあるでしょう。しかし、幸いにも「入門 監視」やSRE本に書かれている4つの役割分担が浸透しているので、それをベースに考えるのがファーストステップとしては良いのではないでしょうか。 入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン 作者:Mike Julianオライリー・ジャパンAmazon SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム オライリージャパンAmazon ただ、小さな組織では障害時に4人もすぐに揃わない場合もあるでしょうし、そもそも4人もスタッフがいない、と言う場合もあるでしょう。そういった場合にもどうすればいいのか考えていきます。 役割分担の基本 「入門 監視」に
日本に「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざがあるように、海外のソフトウェア開発現場でも製品が必要以上に複雑化してしまう「オーバーエンジニアリング」という現象がしばしば問題になります。そんなオーバーエンジニアリングの原因や影響、防止方法について、ボイスチェンジャーアプリの開発会社・Voicemodで主任プロダクトマネージャーを務めるシモン・ムニョス氏が解説しました。 Overengineering can kill your product - Mind the Product https://www.mindtheproduct.com/overengineering-can-kill-your-product/ ソフトウェアエンジニアとしての経験を持つプロダクトマネージャーのムニョス氏によると、「ありもしない問題を解決するためのコードやデザイン」と形容されることもあるオーバーエン
はじめに 本稿は、日経クロステックにて筆者が昨年連載していた3回分の記事一部変更して1つにまとめたものです。 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01394/ 有料記事として配信されておりますが、無料でも閲覧できるようにということで日経クロステック様に許可を得てQiitaにも掲載しています。 第1回:技術的負債はなぜ生じるか。 第2回:ソフトウエア開発を「制御」する意外な処方箋 第3回:技術的負債への取り組みはなぜ「2つのDX」につながるのか。 第1回:技術的負債はなぜ生じるか。 年間12兆円ものマイナスの影響をもたらす技術的負債(あるいはレガシーシステム)はどのように生まれるのでしょうか。それを防ぐ方法はあるのでしょうか。第1回は、技術的負債をとりまく歴史をたどりながら、ソフトウェアエンジニアではない人にも理解できるようにその正体に迫り
こんにちわ。てぃーびーです。 みなさんはリモートワークをしていますか? 東京都の調査によると2021年5月のリモートワークの実施率は 64.8 %です。 テレワーク実施率調査結果 / 東京都 クラスメソッドもフルリモートに対応した会社です。今月入社した私も、初日からフルリモート勤務で、面談・選考を通して一度もオフィスにいっていません。以下にリモートワークに対応している企業の一覧がまとまっており、クラスメソッドもあります。 remote-in-japan 便利に活用されているリモートワークですが、それによって新たな課題を抱える企業も多いのではないでしょうか? 私は分報が課題解決の一助となると考えています。その根拠となる分報の4つの利点をまとめ、それを踏まえた分報の活用方法についてまとめます。 ここで扱わないもの 分報利用における課題 分報とは? 分報とは、 Slack で Twitter の
普通に書いたdiffは、関心がさまざまなところに散らばっていたたり、書きかけだったりで、意味のまとまりがないもので、それを整形して、説明を書いたものがPull Requestであり、コードレビューは、そのまとまりごとに、他人から見て理解可能であるという承認する行為、という理解をしていた。 なので、レビューを通すことは、動くことに賭けて、以後、動かなかったら責任を取る、みたいなイメージはあまり持っていなかった。 レビュワーの責任をどこまでと規定するか考えて、責任が大きい順に並べていくと レビューを通した以上、以後は私の責任です、という態度 職人魂を感じる 見たところよさそうに思いました、という態度 通りすがり風情を感じる まったくの無責任なので、工数最小化のために何が来てもapproveする、という態度 やっつけ仕事 かるぱさんのチームでは1になっているのかな(追記)こうなっている、というこ
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