macのSafariを作ったり、iPhoneのキーボードを作ったりしていた人の本。Appleの中の人の開発風景を覗けてよかった。デモを作ってみせることの繰り返しが基本、というのがおもしろかった。ブラッシュアップすることとか試行錯誤することに重きを置かない開発フローでは、一回決めて、作って、はいリリース、みたいな開発が多いと思う。キーボードの開発においては、いろんなアイデアが出て、いいのは拾われたり、複数のアイデアが融合されたり、だめなアイデアが捨てられたりする過程が説明されていておもしろい。誰もが使ったことのあるソフトウェアの裏側を教えてもらえる。 動くデモを見せることが重要で、コーヒー飲んでブレストしても意味ないという話がよかった。誰の思い描いた犬が一番可愛いか議論しても仕方ないけど、犬の写真を持ち寄れば誰の犬が一番可愛いか議論できる。 ブログを作ってる頃に、ユーザーのことを思って、直接