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社会と考え方に関するmmsuzukiのブックマーク (8)

  • 「銭湯の行動学」論文から考えたこと|打越正行

    昨年、京都に集中講義に行った時、大学の前に銭湯があった。旅人でも気軽によれ、地元のおっちゃんや学生らと同じ湯につかった。その時以来、大学(の近く)に銭湯があったらなあと考える。 ある方の論文を読みたくて、手にとったテキストにたまたま載っていた以下の佐藤さんの論文がとっても印象に残ったので、以下メモ。 「公共浴場では、身体それ自体が究極的ななわばりとなる。ここではほかの人びとと居あわせながら、まるっきり裸という無防備な姿で自分の身体に関与するという、もっとも私的な活動に従事しなくてはいけない。こういう場で、ほかの人の入浴行為をじろじろ見て、その人の身体的なわばりを視線で侵害することは、深刻な違反となる。(佐藤 2006: 280)」 ■佐藤せり佳、2006、「銭湯の行動学」菅原和孝編『フィールドワークへの挑戦――〈実践〉人類学入門』世界思想社、259-282. おもろい調査論文は、その世界を

    「銭湯の行動学」論文から考えたこと|打越正行
  • カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ

    ここ数年に起こったことに対して、私たちがやってきたことがどの程度影響を与えたのだろうと考えることがあります。人々が「なぜ芸術が必要なのか」と問うのに対して、私たちはハードな情報のやり取りだけでなく、感情を込めたコミュニケーションや気持ちを伝え合うことが重要で、そのために小説映画音楽を作っている、と言ってきました。 しかし、感情やフィーリングのみ重視され、先の大統領選のように「選挙が盗まれた」と感じたから暴動を起こしてもいい、という発想が出てきてしまうと、私たちのような仕事をしている人たちが状況を悪化させてしまっているのか、と考えることもあります。私自身これに対する答えはありますが、それは私たちの分野で仕事をしている人それぞれがチャレンジとして考えるべきでしょう。 「自分とは違う世界がある」という認識が必要 ――世界ではさまざまな事柄について二極化が進んでいますが、感情的にシャットダウン

    カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2021/03/05
    “リベラル以外の人たちがどんな感情や考え、世界観を持っているのかを反映する芸術も必要”
  • ポリティカル・コレクトネスの拡大と「2010年代のアメリカ社会」の深い関係(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    また、そもそも日は同調圧力や同質性が高いということもあり、対立が存在していてもそれが表面化することが少ない。それは、マイノリティが声をあげることが難しく、社会正義を求める運動が盛り上がらずに不正義が放置される、という欠点にもつながっていることには留意するべきだ。 これは「副作用」かもしれない これまで四回の記事で紹介してきたようなアメリカの問題について、ルキアノフとハイトは「進歩に伴う問題(Problem of Progress)」と呼んでいる。彼らは、スティーブン・ピンカーが『21世紀の啓蒙』(草思社)やマット・リドレーが『繁栄: 明日を切り拓くための人類10万年史』(早川書房)で提唱しているような進歩史観や「合理的な楽観主義」――大雑把に言えば、人々の協働や技術の進歩によって社会は改善してきたし、これからも改善していくという見方――に賛同したうえで、これまでに論じてきたような問題は進

    ポリティカル・コレクトネスの拡大と「2010年代のアメリカ社会」の深い関係(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/12/10
    “「副作用」が起こっていないからといって、その社会が望ましいとは限らない”
  • 反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はじめに 反知性主義をめぐるを3冊読んだので、その話をちょっと書こう。なぜそんなものを読もうと思ったかというと、『現代思想』の「反知性主義特集」に対するアマゾンのレビューがぼくのツイッターでちょっと話題になっていたからだ。 「彼らは反知性主義だ」と規定する知性は知性主義的なのか? ぼくはこの特集を読んでいないし、読むつもりもない。が、このレビューの主張はよくわかると同時に、この特集のスタンスについて疑問が湧いてきた。 というのも、このレビューを信じるなら、この特集での「反知性主義」というのは、「自分とちがう考え」のことらしく(たとえば原発推進とか安部政権評価とか)、そしてそれを「反知性主義」と呼ぶのは、要するに「バーカ」というのをご立派に言い換えているだけらしいからだ。 さて、まずぼくはこの手の言い換えが嫌いだ。ぼくはしばしば、バカをバカとはっきり言うので、性格が悪いとか下品とか言われる

    反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『レッド』から、『約束された場所で』 - いつか電池がきれるまで

    「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 作者: 村上春樹,安西水丸出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/03メディア: ムック購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (155件) を見る 『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか』というより。 村上さんの元オウム信者たちへのインタビュー集『約束された場所で』を読んだ読者からの、「オウム信者の人たちは、この世の中に『忘れられた人々」であり、オウムというのは、彼らにとっての『自分たちだけの入り口』だったのではないか?」という質問に対して、村上さんはこう答えておられます。 <村上春樹さんの回答> 我々はみんなこうして日々を生

    『レッド』から、『約束された場所で』 - いつか電池がきれるまで
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2015/03/22
    “大きな破綻は、冗談や笑い話のような顔をして、いつのまにか自分たちの傍にいることを、伝えておくべきではないのか。”
  • 俺は少子化に加担していた - 24時間残念営業

    2013-07-13 俺は少子化に加担していた このあいだ、深夜にうちの奥さまと店長補佐が雑談をしていた。ひととおりの仕事もかたづいたあとだ。店長補佐はまだ二十代前半。教えることとしては、決して仕事上のことだけではなく「人間というもの全般」について、雑談というかたちで伝えることも多い。ちなみにそのあいだレジは俺ひとりだ。揚げ物の機械を掃除しながら。 「……つーわけで、このあいだSさん、結婚について語ってたんすよ」 「相手もいないのにか」 「別にだれでもいいわけじゃないけど、結婚はそろそろしたいって」 「じゃあだれでもいいんだな」 うちの奥さまの発言は身も蓋もないです。 で、それを聞いていた俺が口を挟んだ。 「店長になったら、バイトの結婚妊娠出産の情報には警戒しとけよ。いきなりらったらシフト崩壊するから」 「あー、ですよねー」 というか、つい最近もあった。週に30時間くらい働いていたパート

  • AKB48峯岸みなみを坊主頭にさせたのは誰か - 日々の音色とことば:

    移転しました。新URLはhttp://shiba710.hateblo.jp/です。ここは更新されませんがアーカイブを置いておきます 恋愛禁止という「校則」 AKB48の峯岸みなみが恋愛報道を機に坊主頭になって謝罪をした。もう昨日からいろんなところで言われていることだと思うけれど、この動画の持っている衝撃性はすさまじくて、目にした人の感情を(悪い意味で)揺さぶるものになっている。 ファンも、ファンじゃない人も、これには、さすがに多くの人が不快感を抱いたと思う。僕もそう。AKBも含め女性アイドル全般を「夢を実現させる少女たちの物語」として追っかけていた人にとっては「こんなものは見たくない」という気持ちがあっただろうし、遠巻きにブームを見ていた人はただ単にドン引きしただろうし。どちらにしろ、なにか胸がつかえるような気持ち悪さがあった。古くはシネイド・オコナーとか最近ではICONIQとか、坊主姿

    mmsuzuki
    mmsuzuki 2013/02/02
    「正月になれば、コタツに入りながら箱根駅伝を眺め、彼らが倒れ込みながらタスキを繋ぎ、脱水症状を起こして走れなくなったりするさまを、エンターテイメントとして消費してきた」
  • 地方都市という地獄 あるいは関東圏の「私が住んでるところは田舎だよ(笑」が如何に残酷かについて - mizchi log

    都会に住む人間は、その価値を過小評価している。というのが僕の持論だ。そしてそれは東京に6年住んでより強固になった。 都心住まいの価値とは何か - よそ行きの妄想 http://d.hatena.ne.jp/chnpk/20130115/1358204323 この記事の感想としては、およそ渋谷に特徴的な衛生問題が多いという事実には同情するとしても、常になにかしらの機会が与えられていることを無自覚だ、という点が地方の人間を刺激するだろう。 子供用の自転車が買えなかったとしても、買える距離に生きているのだ。さすがに子供用の自転車ぐらいは田舎でもみつかるが、嗜好品の類はそもそも手に入るかが怪しい。 今ではインターネットで緩和されたとはいえ、それを実際に目にする機会があるかという点において、それを好きになる機会すら与えられないかもしれない。 表題は、地方出身者を最も怒らせる一言である。 僕は、18歳

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