国立国会図書館は4日、米国議会図書館(Library of Congress、LC)との共同事業として、LCの所蔵する戦前期日本語出版物のデジタル化を行うことを発表した。 すでに予備調査として、1月下旬に米国議会図書館アジア部をスタッフが訪問、日本の占領期に接収された戦前の日本語文献を中心に瞥見を行っている。作業は2010年度中に開始し、数年をかけて行う予定。デジタル画像はそれぞれ館内で提供する他、著作権法上問題のないものについては、インターネットを通して提供する可能性もあるとのこと。 日本語の古い文献は世界各地に存在しており、なかでも米国は、占領下の日本で刊行された出版物のコレクションなど、日本国内の図書館や資料館に見当たらない文献が残されていることもあるという。 米国議会図書館の所蔵する日本語文献は、全体として経年による劣化はあるが、おおむね状態の良いものが多かったとのこと。「内務省検
米国議会図書館(LC)の資料保存部門のウェブサイトに、分類(デューイ十進分類及びLC分類)ごとの資料の平均的な価値を示した表の2008-2009年版が掲載されています。危機対応・リスクマネジメントに関して作成されているもので、資料群ごとのおおよその価値(再構築の際に必要な費用)を把握するためのもののようです。 General Collections Valuation http://www.loc.gov/preserv/emergprep/insurancevaluation.html Recently Updated with 2008-2009 Data: General Collection Valuations at the Library of Congress(2009/10/25付けResourceShelfの記事) http://www.resourceshelf.com
最古の聖書写本、ネットで公開=大英図書館など 最古の聖書写本、ネットで公開=大英図書館など 【ロンドン6日時事】1600年以上前に手書きされ、現存する最古の聖書写本の1つとされるシナイ写本が6日、インターネット上で正式に無料公開された。写本を分散して所蔵する英、独、ロシア、エジプト4カ国の機関による共同事業で、中心となった大英図書館は「仮想世界で再び1冊にまとまった。ネットにより世界中の研究者による共同研究の機会が創出される」と意義を強調している。 写本は4世紀半ばにギリシャ語で書かれ、1844年にエジプト・シナイ山の聖カタリナ修道院で発見された。新約聖書の内容がほぼすべて含まれており、「聖書の文言が世代から世代へどのように受け継がれたかを探る貴重な手掛かり」(同図書館)とされる。 全1460ページのうち、紛失分などを除く約800ページの閲覧が可能。写本の画像のほか、一部の文章では英語
英国のGuardian紙が報じるところによると、英国図書館(BL)では、行方不明になっている書籍が9,000冊以上にのぼるということです。そのなかには、現在では2万ポンドの価値があるとされる、16世紀のドイツの神学者Wolfgang Musculusの小論をはじめ、1876年版の『不思議の国のアリス』やヒトラーの50歳の誕生日を祝う目的で作成された、豪華な装丁の『我が闘争』など、貴重な資料も含まれています。図書館関係者は、書籍が行方不明となった原因は、盗難というよりむしろ、総延長650キロメートルにも及ぶ書架への配架ミスだと主張してるそうです。しかし一方で、半世紀以上姿をみせない本もあるそうです。 British Library mislays 9,000 books – Guardian 2009/3/17付けの記事 http://www.guardian.co.uk/uk/2009/m
銀行の応対と単位取得 (HH) 2009-03-17 16:59:32 銀行員の応対が良かったことが書かれていましたが,私も昨年8月に延吉市の多分中国銀行で両替をした時の窓口の係員の応対はとても良かったです.姓は忘れましたが(読めない漢字だったか?),名は燕燕で,とても理知的でにこやかでした.最後にThank you Miss Swallow と言ったら,一層にこやかな笑顔が返ってきました.この反応は欧米並みです.日本の通常で言うと,銀行員は成績優秀の人たちです.今度会いに行ってはいかがですか? 3年がかりでも単位が取れて結構でした.Southern Mesodist Univ.に行った仲間は今修士論文に忙しいところです.MaCgill Univ.に行った仲間は博士論文計画書が通ることが重要だとかで,やはり忙しい最中です.London Univ.に行った仲間は博士論文に向けて鋭意健闘中です
英国図書館(BL)は、独立系文化慈善基金のArt Fundなどからの資金援助を受け、未来派の金属製の本“Parole in Liberta”(Fillipo Tommaso Marinetti, Tullio D’Albisola, 1932)を、8万3,000ポンド(1,100万円強)で購入したということです。Parole in Libertaの作者であるFillipo Tommaso Marinettiが、未来派の設立マニフェストのなかで、美術館や図書館、アカデミーなどの破壊を挑戦的に求めてから、100年の節目での収集となりました。 BLのプレスリリース http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20090220.html
2009年1月20日、米国でオバマ氏が大統領に就任します。その就任式典の宣誓では、米国議会図書館(LC)が所蔵している、リンカーン第16代大統領が同様に宣誓で用いた聖書が用いられることになっています。LCはこのほど、その聖書について高精細の写真を数点撮影し、ブログで紹介しています。 The Lincoln Inaugural Bible, Chapter and Verse http://www.loc.gov/blog/?p=410 President-Elect Obama To Take Oath of Office on Lincoln-Inaugural Bible from Library of Congress http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-236.html なお、2009年はリンカーン大統領の生誕200年の年にあたり、LCは記念の展
英国図書館(BL)とオックスフォード大学図書館が所蔵する、中東関係の貴重書を切り抜いた犯人に対し、有罪が宣告されました。この犯人とBLの関わりについて、BBC Newsが報じています。 犯人は、イラン生まれの英国人で、イラン文化財団の理事長や、中東関係の書籍出版社の社長を務めており、かつ、16世紀以後の英国と中東の関係に深い専門的知識を有していました。そして、BLの「典型的な利用者」として、貴重書の閲覧を許されていました。この権限を背景に、監視カメラの目をかいくぐってメスで書籍のページを切り取っていたとのことです。利用者からの「切り取られた書籍がある」という通報をもとにBLが蔵書を調査し、また過去の利用記録と照合したところ、犯人が特定されたとのことです。犯人の自宅に所蔵されていた書籍の中から見つかった切り抜きについて、BLの蔵書から切り抜かれたものであることを特定する作業は、蔵書が唯一のも
2008年9月8日、「新華網」は9日に正式オープンした国家図書館新館について報道。第10期5か年計画(01―05年)」重点項目の1つであった国家図書館第2期プロジェクトは、中鉄建工集団が3年以上の歳月をかけて完成させた。 【その他の写真】 最新デジタル図書館ともいえる新館は、世界最大の中国語文献収蔵基地であり、国内最新の設備を有する情報ネットワークサービス基地でもある。オープン後は閲覧席を2900席、1日の最大収容可能閲覧者数を8000人増やす予定。総床面積25万平方メートルで米国の国会図書館、ロシアのモスクワ図書館に続く世界で第3番目の大きさとなる。 また全館に無線LANが設置され、利用者が持ち込んだノートパソコンで最新のインターネット情報を得ることが可能に。館内に配置された560台のパソコンでは100万冊以上の電子図書を閲覧できる。視覚障害のある人々のためには音声操作パソコンも備えられ
米国議会図書館(LC)は、毎年夏休みに大学生向けのインターンプログラムを実施しています。このインターンプログラムでは、図書館の仕事を経験するとともに、整理されないままになっている貴重な資料を掘り出すという役目も担っています。 今年度のプログラムでも200点近いお宝が発掘され、それらをお披露目する展示会が開かれました。 Library of Congress Junior Fellows Unearth Treasures http://www.loc.gov/blog/?p=310 Library of Congress Appoints 50 Junior Fellows To Summer Internship Program http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-113.html 参考: E537 – LCの大学生向けインターンシップ http://
米国議会図書館(LC)が、「書誌コントロールの将来WG」報告書草案に対して行った意見募集の結果を公開しています。米国図書館協会(ALA)の図書館資料およびテクニカル・サービス協会(ALCTS)や大学・研究図書館協会(ACRL)の部会、LC職員組合、カナダ国立図書館・文書館、国立農学図書館(NAL)、国立医学図書館(NLM)、国立印刷局(GPO)といった10の組織・機関のほか、29名の個人から意見が寄せられています。 Testimony Submitted to the LC Working Group on the Future of Bibliographic Control (December 15, 2007) Part I – Organizational and Institutional Submissions http://www.loc.gov/bibliographic-
中国国家図書館(NLC)がOCLCのWorldCatに書誌レコードを提供する予定であることが、OCLCにより発表されています。NLCは今後、レコードのフォーマットをWorldCat用に変換するソフトウェアを開発し、フォーマットの変換後は、150万ほどのレコードが2008年中にOCLCに送られるということです。WorldCatでは、これらのレコードを漢字で表示する予定です。2008年以降も、NLCではフォーマットの変換を済ませたものから、レコードを追加していくということです。 中国国家図書館 http://www.nlc.gov.cn/GB/channel1/index.html OCLCのニュースリリース http://www.oclc.org/news/releases/20085.htm
米議会のHouse Administration Committeeで米国議会図書館(LC)の不明本が話題となっています。 Washington Post紙によると、今年春のLC内部の監査局の調査で、閲覧請求のあったうちの約17%が所在不明(あるはずの書架にない)となっていることが分かりました(レポートは非公表)。この点が委員会で取り上げられ、ビリントン館長へのヒアリングに至っています。 委員からは、6分の1もが不明というのは不適切であり、在庫管理にUnited Parcel ServiceやWal-Martなどの手法を取り入れるべきだ、という声が挙がっています。 これに対して、LC側は、17%といってもその多くは配架違いなどで最近は10%まで不明率を減らしていること、そもそも手書きの閲覧票を使っているので正しい書誌事項で請求されないことが多いこと、2000年には235人いたスタッフが20
英国図書館(BL)が、“English Short Title Catalogue(ESTC)”をウェブで公開しました。英国および1801年以前に英国領であった地域で、1473年〜1801年にかけて刊行された図書(印刷本)、雑誌、新聞、パンフレット、広告などを収録対象としている目録です。 このプロジェクトそのものは1977年に、BLとカリフォルニア大学書誌調査研究センターが共同で開始した、「18世紀英国刊行図書目録」が発端とのことです。1987年には収録対象範囲を15世紀から18世紀までに拡大し、1994年に刊行したそうです。これまでマイクロフォームやCD-ROMのほか、RLGが提供していたデータベースで利用できたものの、ウェブで一般公開されていませんでした。 English Short Title Catalogue now free http://www.bl.uk/news/2006
米国議会図書館(LC)が、11月に開催する展示会“Cartoon America”にあわせて、コミックアートを取り上げた図書“Cartoon America: Highlights from the Art Wood Collection of Cartoon and Caricature”を刊行するそうです。 プレス・リリースによると、コミックアートはかつて、政治的・政治的風刺に用いられ、LCでは開館直後から収集・保存に着手していたそうです。 Comic Art in the Library of Congress Is Subject of New Book http://www.loc.gov/today/pr/2006/06-196.html
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