警察庁は2月22日、全国47都道府県警察によるファイル共有ソフトなどを使用した著作権法違反事件の一斉集中取締り結果について発表した。一斉集中取締りは2009年から実施されており、今回が4回目となる。 発表によると、一斉集中取締りは2月19日から21日にかけての3日間に実施。映画やアニメなどのコンテンツを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にするなど公衆送信権を侵害した著作権法違反について、全国で124箇所を捜索し、27人を逮捕した。 この内、日本レコード協会では協会会員レコード会社がに関わる逮捕案件を公表している。 日本レコード協会の発表によると、山形県の男性(41歳)がファイル共有ソフトShareを使用し、権利者に無断で楽曲をアップロードしていたとして逮捕されたほか、香川県の男性(42歳)についても、Shareを使用し権利者に無断でビデオクリップの映像をアップロードしていたとして逮
高等教育機関のネットワーク上から、ピア・ツー・ピア(P2P)などの技術を用いた著作権侵害コンテンツの流通を防止する措置を、大学など高等教育機関に義務付ける州法が、米国テネシー州で2008年5月に制定されました。 この州法は、著作権侵害コンテンツ流通防止のため、高等教育機関に、違法なコンテンツ流通をおこなっているP2P通信と、そうではない通信を区別して、違法なP2P通信をブロックする技術の開発と導入、ユーザーへのID付与とその告知、を求めています。 テネシー州はこの州法の制定にあたり、導入と維持コストの試算をおこなったところ、初年度に約930万ドル(約8.9億円:ハードウェア・ソフトウェアの導入費用の合計額)、また毎年157万ドル(約1.5億円)の維持コストが必要と見込まれるそうです。 Education, Higher – Requires institutions of higher e
Winnyでの逮捕者は今までも何回かあったのですが、ついにWinnyよりも匿名性が高いとされていたファイル共有ソフト「Share」の利用者が逮捕されました。 しかも、今回逮捕されたのはいわゆる「神」「職人」と呼ばれていた一次放流者ばかりです。 詳細は以下から。 時事ドットコム:「シェア」利用者を初逮捕=アニメ無断配布、著作権法違反-京都府警 「シェア」悪用、3人逮捕へ 京都府警全国初 著作権侵害疑い 河北新報ニュース 「シェア」でアニメ配信 容疑の3人逮捕、全国初 「Share」を使った公衆送信権侵害を初摘発 今回逮捕されたのは広島県東広島市の近畿大学の学生21歳、神奈川県川崎市の会社員34歳、東京都日野市の会社員41歳の計3人。「コードギアス反逆のルルーシュR2」「機動戦士ガンダム00」などのサンライズ作品をShareを使って公開していた模様。 それぞれの詳細なプロフィールは以下のように
京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と五条署、宇治署、田辺署は、平成20年5月9日、ファイル共有ソフト「Share」を通じて、テレビ放送されたアニメーションを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、神奈川県川崎市の会社員男性A(34歳)、東京都日野市の会社員男性B(41歳)、広島県東広島市の大学生男性C(21歳)の3人を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕しました。 ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害行為については、これまで「WinMX」、「Winny」のユーザーが逮捕されていますが、「Share」のユーザーが逮捕されたのは、今回が初めてです。 ACCSなどが実施した「ファイル交換ソフト利用実態調査・クローリング調査」の結果から、昨年9月時点では、「Winny」では約26万4000ユーザーが、「Share」では約20万ユーザーが確認されていました。しかし、
先日のエントリの主旨を裏返していえば、「P2P によるファイル交換は CD の売上げには(たいして)影響していない」というのが結論です。どうして田中氏のレポートのようなものがもてはやされるかというと、著作権者側が「P2P によるファイル交換によって CD の売上げが減少している」と主張してしまうからでしょう。著作権者側である日本レコード協会(RIAJ)が出している調査報告に書かれているとおり「ファイル交換ソフトの現在利用者(=過去1年間の利用経験者)は9.6%」「目的は音楽ファイル=59.3%」であるなら、「ファイル交換ソフトが音楽市場に与えている影響は調査対象の6%弱」のはずです。全員がファイル交換ソフトを使わなくなったとしても、単純計算で6%弱の回復しか見込めません。 JASRAC のプレスリリースにも「Winny による被害相当額は、音楽ファイル4.4億円」とあります(※注 月あたり
シンガポールにおいて、日本のアニメコンテンツを配信する企業が、同社がライセンス契約しているコンテンツをBitTorrentを利用して、違法に共有しているユーザを特定することに成功し、それぞれのユーザに対して、訴訟に発展させたくなければ、3,285ドル超(約40万円弱)を支払え、という警告状を送付しているよ、というお話。その数、1000人以上に上るらしい。これは当ブログでも何度かレポートした、RIAAの大学生に対する前訴訟的和解戦略の手法を踏襲したやり方といえる。となれば、その問題点は必然的に重なる部分があるだろう。一企業が個人に対して、訴訟の脅威をちらつかせながら、嫌なら黙って金を払えというやり方を、私は認めたくない。 原典:TorrentFreak 原題:BitTorrent Anime Downloaders Identified, $3,500 Bill in the Mail 著者
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