TBSラジオは18日の定例会見で、50年以上にわたって放送されてきた「全国こども電話相談室・リアル!」が今月で終了することを発表した。既に番組内では告知されており、29日の放送が最終回となる。 こども電話相談室は昭和39年、ワイド情報番組「オーナー」の1コーナーとしてスタート。41年に単独番組になり、小学生や中学生から寄せられる質問を専門家らが生放送で丁寧に回答するというやりとりが好評を博した。平成20年に現在の番組名に変更し、相談内容も恋愛やいじめなど人生相談に変化していた。 TBSラジオ&コミュニケーションズの入江清彦社長は終了の意図について、「現代の小中学生は電話をかけて相談事を持ちかけるより、スマートフォンを使いこなすことに慣れているなどメディア環境が変化している。いったん『こども電話相談室』という看板を下ろして、改めて時代の要請に応える形で、親子で聞ける番組を模索したい」と話した