授業へのKindle導入について大学と視覚障害者団体が和解(米) 2009年秋から米国の複数の大学において,授業の一部にAmazon社の電子書籍リーダー“Kindle DX”を導入するという試みが行われた。これに対し,視覚障害者団体が,視覚障害者への対応が不十分な機器を授業に用いることは情報アクセスの平等性の点で問題があるとして大学を訴えるなどしていたが,2010年1月には司法省も関与した和解に至り,一応の収束を見た。 Amazon社との共同による,大学の授業へのKindle DXの試験的導入プロジェクトは2009年5月に発表され,アリゾナ州立大学,ケース・ウェスタン・リザーブ大学,ヴァージニア大学ダーデンビジネススクール,ペース大学,プリンストン大学,リード・カレッジなどの大学で,2009年の秋の学期から一部の授業で導入されることとなった。また,このプロジェクトとは別に,シラキュース大学