ドイツのハンザ同盟上級地方裁判所(Hanseatic Higher Regional Court)は現地時間7月4日,ドイツのDaniel Giersch氏と米Googleのあいだで争われていたWebメール・サービス「Gmail」の商標権に関する訴訟で,「GoogleがGiersch氏の持つ商標『G-mail』を侵害している」と判断した。Giersch氏の経営するドイツのGiersch Venturesが同日に明らかにしたもの。 Giersch氏によると,同氏はハイブリッド・メール・システム「G-mail」を運営しており,「G-mailという名称を,Googleより4年早い2000年には登録していた」という。「(Gmailと)名称が似ているため何度も混同され,犯罪組織にまで誤解された」(同氏)。 これに対し同地裁は,Giersch氏がGoogleより先に商標を登録していたことを認めた。その