今から約10年前。日本中の女子中高生の間で大流行した、「ケータイ小説」を覚えているでしょうか。 10代の読者の方々はご存じないかもしれませんが、ケータイ小説は当時日本中で大ブームを巻き起こしたコンテンツであり、2000年代の若者文化を語る上でも重要なキーアイテムなのです。 ケータイ小説とはその名の通り、「ケータイ」で書かれ「ケータイ」で読む小説のこと。今でいう「ガラケー」で書かれたその小説は、素人が「実話」を元に書いたものがほとんどだとされています。 ただ、2017年現在、ケータイ小説という単語を久しく聞かなくなってしまいました。あれだけ流行したケータイ小説文化は、一体なぜ廃れてしまったのでしょうか。 今回はその歴史と背景を交えながら、なぜケータイ小説が若者たちの間でブームになり、なぜ急速に人気が衰えたのかを探っていきたいと思います。 参考文献 『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少
じぇにゅいん作『俺、りん』は「小説家になろう」に連載され、日本人が日本語で書いた作品ながら、日本語版書籍の前に韓国語版が出た。刊行を手がけた株式会社イメージフレームの朴寛炯(パク・グァンヒョン)編集長と、出版エージェントであるコミックポップ・エンターテインメント代表であり、日本の漫画研究誌などにも寄稿しているライター、翻訳家の宣政佑(ソン・ジョンウ)氏に、刊行の経緯を訊いた。 ※インタビュー前編はこちら。 ■韓国ではラノベはエスタブリッシュメントには知られていない――韓国ではライトノベル(日本から翻訳されたものでも、韓国オリジナルのものでも)は世間的にはどういう扱いでしょうか。日本では、文壇的なところからの評価は低いですが、世間的な認知度で言えばだいぶポピュラーなものになってきましたが……。 朴:ここ2~3年間は小説分野のベストセラーの20~30%ほどをライトノベルが占めていましたし、一般
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
今日、モバゲータウンに登録しました。 というのも、先日三年間愛用したTalbyがボロボロになってしまい仕方なくInfobar2に機種変更し、パケット定額プランに加入したので、せっかくだしやってみるかなと思ったのがきっかけ。 序 リア充中高生の巣窟と名高いモバゲータウン。まず登録画面からしてレベルが高い。最初にハンドルネームの登録が求められるんだけど、注意書きが 『全角6文字以内、絵文字不可』 おぅふ、ここはもうモバゲータウンの入り口。人間界の常識は通用しない感じが伝わってくる。で、PC文化圏の名前を引き継ぎたくなかったので『まとぺ』と入力して確定したところ 「まとぺ」はすでに使われています。下の名前から選びますか? 「まとぺ♪」 「★まとぺ★」 「☆まとぺ☆」 ぎゃあああすごい名前をお勧めされたああああ!! 仕方ないのでもうちょっとかわいい感じの他の名前にしましたが、よく考えてみたらユーザ
村上春樹現象 中国のブーム、実証的に 2007年08月01日 足で稼いだ論文、と呼んでいいだろう。筑波大大学院の図書館情報メディア研究科で学ぶ中国人留学生王海藍(ワン・ハイラン)さん(32)の修士論文「中国における村上春樹の受容」は、中国で顕著な村上春樹現象を実証的にリポートして興味深い。 王海藍さん 中国で刊行が相次ぐ村上春樹の本(王海藍さん提供) 王さんは05年、中国の五つの大学で学生346人を対象にアンケートを行い、92%が村上さんの名を知っており、66%が作品を読んでいるという数字を得た。読後感は「孤独と無力感に満ちている」「社会システムや共同体を冷ややかに傍観」が多かった。論文にはこの調査を始め翻訳出版などのデータが盛り込まれ、ブームの内情を伝える。 中国各地の図書館や書店に取材したりしたところ、村上作品の簡体字による翻訳は海賊版も含めて70点も刊行されていた。発行元は内蒙古(も
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