国が蔵書の目標値として定めた「学校図書館図書標準」を達成した県内の学校は2006年度、小学校で18・5%と全国で2番目に低かったことが文部科学省などの調査でわかった。中学校でも、図書標準に達したのは24・1%と全国平均を下回った。自治体の財政難で図書購入費が伸び悩んでいるためとみられ、県教委は、各市町村教委に財源の確保を呼びかけている。 県教委によると、県内小中学校の図書購入予算額は06年度、約1億5000万円で、昨年度は約1億3800万円。国から交付された購入費に占める実際の予算額を示す「予算措置率」を見ると、06年度の126・5%から昨年度は77%に下がった。 図書標準の達成率が低迷する理由について、県教委は「財政が厳しい状況で、図書購入費に充てられないケースが多かったことなどが考えられる」としている。 ただ、県教委によると、県内の図書館司書配置や朝読書の実施率は全国上位で、県内教育関
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