6月に違法ダウンロードの刑罰化やリッピングの違法化を盛り込んだ改正著作権法が可決された。この動きと同じくして、日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本レコード協会(RIAJ)をはじめとした音楽権利者6団体2社が違法音楽ファイルの特定モジュール「Fluzo-S」を発表している。 Fluzo-Sは、著作権情報集中処理機構(CDC)が運用する管理楽曲のデータベース「Fluzo」を活用し、インターネットサービスプロバイダ(ISP)や掲示板などのサービスプロバイダーが違法楽曲のアップロードを特定・処理しやすくするためのモジュールだ。 ネットユーザーから反発を受けたシステムの「正しい内容」 この仕組みが発表されるやいなや、ブログやソーシャルメディア上では「違法ダウンロード厳罰化を補助するツール」「通信の秘密を侵す違法システム」といった反発の声が上がった。だが詳細に内容を確認してみると、ここに多少の勘違