前の記事 パナソニック・ベンチャー、「エイリアンのパワーローダー」を開発(動画) 最古の「人類の祖先」はルーシーではなくアルディ(ラミダス猿人) 次の記事 米国に根強い「本の検閲」:ハリー・ポッターやライラなどが標的 2009年10月 2日 Matt Blum ハリーポッターシリーズの表紙。Image: Scholastic, Inc., used under fair use 米国では9月の最終週が『禁書週間』になっている。これは1982年からのことだ。 米国各地で「本の検閲」が行なわれており、2008年も相変わらず、多くの非常に素晴らしい本が検閲に遭った。J.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズや、フィリップ・プルマンの『ライラの冒険』3部作、カーレド・ホッセイニの『君のためなら千回でも』(カイト・ランナー)などだ。現代の米国でいまだに検閲が広く行なわれているはずなどないと考え
学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼の続き。 日本の学校図書館のあり方については、学校図書館憲章が指針として存在する。しかしこれはかなり漠然としており、具体的な問題への対処の指針にはなり難い。 これに対して、アメリカでは「図書館の権利宣言」解説文として「学校図書館メディア・プログラムの資源やサービスへのアクセスAccess to Resources and Services in the School Library Media Programというより具体的な指針が存在する。 歴史的には1955年に採択された「学校図書館の権利宣言」というものが先行して存在していた。その内容が「図書館の権利宣言」と重複しているか、宣言よりも弱い内容であったために廃止され、1986年に新しい内容の学校図書館に関する文章が解説文として採択されたのだ。その後何度か改訂を経て現在のかたちにな
図書館がBL図書を置く問題について、参考になりそうな話(4) - 火薬と鋼→ 今回で終了。 サンド対ウィチタフォールズ市裁判判決後のコメント 判決後、Times Record Newsに判決後の被告側・市関係者のコメントが掲載された*1。掲載されたコメントを若干整理して紹介する。 ヒューズ館長 一貫して問題となった絵本を児童部門に置くことの妥当性を主張し、アルトマン決議に反対していた館長は、判決で「2冊の絵本の不幸な検閲事件の真のヒロイン」と評された。館長は判決を評価し、「子どもの図書への検閲は親の責任としたが、それがあるべき姿である」とコメントした。 アルトマン市議会議員 問題となった決議を生み出したアルトマンは「決議は合憲で、図書の検閲ではなく、誰の利用も拒んでいない」とし、また判決で住民300人の署名で図書の状態を変えられるという点が非難されたことについて、ただ一人の図書館職員が児童
米国共和党の副大統領候補となったペイリン(Sarah Palin)氏が、1996年のアラスカ州ワシラ市長時代に、支持者の求めに応じて、図書館に禁書を要求したとされる報道が、New York Times紙をはじめとする多くの新聞・雑誌に掲載され、米国の図書館界に大きな議論を巻き起こしています。当時の図書館長はそれに従わなかったとのことですが、それも一因となって、「市長を支えない」ことを理由に辞任するよう迫られ、辞任に追い込まれたとも報じられています。アラスカ州図書館協会の知的自由委員会委員長は、ワシラ市図書館の禁書の記録はなく、館長(当時、アラスカ州図書館協会長でもあった)に関する議論の記録も残っていないとしながらも、「ペイリン氏は館長を辞めさせたがっており、解雇したも同然」と当時のことを語っています。ただし、ペイリン氏・当時の図書館長とも、各紙・誌のインタビューには答えておらず、真相はまだ
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