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アメリカと文学に関するnagaichiのブックマーク (12)

  • 村上春樹でひっぱりだこの英翻訳家は、アメリカの片田舎で日本文学を教える | かれこれ25年の付き合い

    外国語を話すことができるからといって、その人がその言語を母国語へきちんと置き換えることができるとは限らない。とくに文芸翻訳においては、単なる語学力だけでなく、その国の文化に対する知識も必要となってくる。だから文芸翻訳者はどの作家の作品であっても、複雑な職人技を必要とされるわけだが、それが村上春樹の作品となればなおさらだ。村上作品の英語翻訳を手がけるフィリップ・ガブリエルに翻訳の裏話を聞いた。 2021年4月、フィリップ・ガブリエルの新しい翻訳が、英語圏で広く話題をさらった。発表から一週間も経たずして、同書は米「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストで11位に浮上した。だが、もしニューヨークやロンドンの豪勢なレセプションを回って彼の姿を探そうとするなら、それは間違っている。 ガブリエルはアリゾナ州ツーソンで、およそ40年間続けてきたことを粛々と進めている。彼は、アリゾナ大学で日

    村上春樹でひっぱりだこの英翻訳家は、アメリカの片田舎で日本文学を教える | かれこれ25年の付き合い
  • 「教えて太宰、どうしてあなたは死にたいの?」 いま、米国の若者が太宰治を愛読している理由 | 大手書店では目立つ場所に陳列、新訳や復刊も

    3月上旬、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の書評コーナーで取り上げられたのは、75年も前に亡くなった日の作家、太宰治だった。日では絶大な人気を誇りながらも、海外では長らく三島由紀夫の陰に隠れてきた彼の作品が、なぜいま、米国で日の目を見ているのか? 若者たちの間でシェアされる「奇妙な動画」 最初に聞こえてくるのは不気味な機械音だ。それから、意味ありげで不吉な声がこう言う。「教えて太宰、どうしてあなたは死にたいの?」 「逆に聞くけど」と別の声が真面目に言う。「生きる……と僕たちが呼んでいる行為に、当に価値なんてあるんだろうか」。そしてビートが鳴りはじめ、歪んだ叫び声が聞こえてくる──。 TikTokには、この催眠術のようなセリフと音楽(曲はラッパーのMag.Loによるもの)を用いた動画が7500件近く投稿されている。同じセリフを別の音源と組み合わせたものも含めれば、その数はもっと多い。 叫

    「教えて太宰、どうしてあなたは死にたいの?」 いま、米国の若者が太宰治を愛読している理由 | 大手書店では目立つ場所に陳列、新訳や復刊も
  • 米国で「リベラルアーツ大学の死」が始まった 英文学も歴史学も資本主義に抗えず | 80校以上が閉鎖または合併の憂き目に

    米国でリベラルアーツ大学の衰退が著しい。 つい最近も2月にバージニア州のメリーマウント大学が、英文学や歴史学、哲学、社会学などの専攻をなくすことを決めた。全部で10の専攻が削減されたが、そのほとんどがリベラルアーツだ。 これらの学問は人気がなく、専攻する学生が少ないからだという。講義科目としては残るが、専攻したりその学位を取得したりすることはもうできなくなる。 メリーマウント大学だけではない。 高等教育について報じるメディア「ハイアー・エド・ドライブ」の調べによれば、米国では2016年以降、87校ものリベラルアーツカレッジが閉鎖、あるいは近くの大きな大学に合併された。 死に絶える要因は二つある

    米国で「リベラルアーツ大学の死」が始まった 英文学も歴史学も資本主義に抗えず | 80校以上が閉鎖または合併の憂き目に
  • 黒人詩人作品でまた騒動、「属性」理由に白人翻訳者の契約解除

    米国のジョー・バイデン大統領の就任式で詩を朗読するアマンダ・ゴーマンさん(2021年1月20日撮影)。(c)Patrick Semansky / POOL / AFP 【3月11日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の就任式で詩を朗読したアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)さん(23)の作品をめぐり、カタルーニャ語版の翻訳者が10日、性別、年齢、人種などの「属性」が合致していないとして契約を解除されたと明らかにした。 この翻訳者は、スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)出身のビクトル・オビオルス(Victor Obiols)さん。英劇作家ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)や英作家オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)らの作品の翻訳実績がある。 オビオルスさんによ

    黒人詩人作品でまた騒動、「属性」理由に白人翻訳者の契約解除
    nagaichi
    nagaichi 2021/03/12
    これは転倒してるとしか。
  • 白人のアメリカ人女性がノーベル文学賞をとることの意味について - ネットロアをめぐる冒険

    皆さんお元気ですか。ご無沙汰しております。なかなかこちらの記事を更新する暇がない日々を過ごしております。 今日はノーベル文学賞のこの呟きについて。 ノーベル文学賞を受賞した人が 「白人でアメリカ人のわたしが受賞して驚いた」 という話は、今のアメリカの歪みがよく出ていると思った — アオイ模型 (@aoi_mokei) 2020年10月10日 というのがバズってました。リプには、以下のような反論もあります。 勘違いしてる方もいますけどここ数十年間文学賞はアメリカの白人の小説家は授賞していない。 スエーデンアカデミーはあんまりアメリカのことが好きじゃないというのも大きな理由ですね 村上春樹氏が取れないのもアメリカ文化に重きをおいた作風だからと言われてますので今回の授賞は驚きです。 — ねこさん (@nekosannekosan8) 2020年10月10日 どちらが正しいというより、今回のグリュ

    白人のアメリカ人女性がノーベル文学賞をとることの意味について - ネットロアをめぐる冒険
    nagaichi
    nagaichi 2020/10/11
    受賞当人の発言はもちろん皮肉っぽい「自虐」ユーモアだと思われ。ノーベル文学賞や平和賞は政治的思惑やバランス感覚を裏読みされすぎているがために、こういうひねくれ発言が出てくるものかと。
  • ノーベル文学賞にアメリカの詩人 ルイーズ・グリュック氏 | ノーベル賞 | NHKニュース

    ノーベル賞の選考委員会はグリュック氏について「厳粛な美を伴う、まぎれもなく詩的な声で、個の存在を普遍的なものにした」と評価しています。 そのうえで「詩の音色は一見、自然だが衝撃的だ。読者は痛々しい家族関係の、残酷なほど直接的なイメージに遭遇する。それは率直で妥協がなく、詩的な装飾を施した痕跡はない。彼女は人生の過ちや変化し続ける状況だけにとらわれない、根的な変化と再生の詩人でもある。その飛躍は、深い喪失の感覚から生まれている」としています。 さまざまな分野で功績をあげた人たちを紹介するアメリカの団体のホームページによりますと、グリュック氏は1943年にニューヨークで生まれ、幼い頃からことばや物語に興味を持ち、10代で雑誌に作品を投稿し始めたということです。 コロンビア大学などで学んだあと1968年に初めての詩集を発表。この中で、グリュック氏は怒りや疎外感を感じている人々の声を1人称で語り

    ノーベル文学賞にアメリカの詩人 ルイーズ・グリュック氏 | ノーベル賞 | NHKニュース
  • トニ・モリスン氏死去、88歳 米黒人女性初のノーベル賞作家

    仏パリの自宅で開催されたイベントに出席した米作家トニ・モリスン氏(2012年9月21日撮影、資料写真)。(c)PATRICK KOVARIK / AFP 【8月6日 AFP】(更新、写真追加)米黒人女性で初のノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)受賞者で、米国民に最も愛された作家の一人であるトニ・モリスン(Toni Morrison)氏が、短期間の病気の末に死去した。88歳だった。遺族が6日、明らかにした。 【写真特集】2019年に亡くなった海外の著名人 遺族によると、モリスン氏は5日、ニューヨークの病院で家族や友人に囲まれて安らかに息を引き取った。遺族は「彼女の死はとてつもない喪失を意味するが、私たちは彼女が長く善き人生を送ったことに感謝している」とのコメントを発表した。 訃報を受け、モリスン氏の死を悼む声が次々と上がっている。同氏に大統領自由勲章(Pres

    トニ・モリスン氏死去、88歳 米黒人女性初のノーベル賞作家
  • 「大草原の小さな家」の著者名、米文学賞から外される 差別表現理由に

    米児童小説「大草原の小さな家」の作者、ローラ・インガルス・ワイルダー(2015年2月2日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO / SOUTH DAKOTA HISTORICAL SOCIETY 【6月26日 AFP】テレビドラマにもなった米児童小説「大草原の小さな家(Little House on the Prairie)」の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダー(Laura Ingalls Wilder)の名を冠した児童文学賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞(Laura Ingalls Wilder Award)」の名称が、「児童文学遺産賞(Children's Literature Legacy Award)」に変更されることが決まった。ワイルダーの作品内に差別的表現が含まれていることが原因だという。 米図書館協会(ALSC)によると、19世紀の米国の西部開拓期を描いたワイルダ

    「大草原の小さな家」の著者名、米文学賞から外される 差別表現理由に
  • 【紹介】英語の「訛り」が「普通」の英文で表現されるとヤバい~風と共に去りぬ~ - 東京フルスロットル

    『風と共に去りぬ』というがめちゃくちゃ好きすぎて洋書というか原書まで買ってしまったんだけど、二重の意味で「癖のある」英語に悩まされてしまいました。いまじゃただの枕になっています。当にヤバいんです。 何がヤバいかって言いますと、作中に度々現れる黒人英語の「訛り」がまるで読解できないのです。おそらく彼らの発音をかなり精密に「普通の英語」で表現したんでしょうが、まあそれはそれは解読不能なんです。 ちなみに黒人英語が翻訳版ではどのように表現されているのかってのも、比較するとなかなか興味深いので後ほど紹介します。その前に時代背景と概要を押さえておきましょう。 『風とともに去りぬ』背景と概要 舞台は19世紀後半米国南部。米国南部は欧米の産業革命による綿花需要の激増に湧いていた。人々は積極的に欧米向けの輸出用綿花を拡大生産していた。労働力に奴隷を用いること、そしてアメリカ全体の経済成長により、南部は

    【紹介】英語の「訛り」が「普通」の英文で表現されるとヤバい~風と共に去りぬ~ - 東京フルスロットル
    nagaichi
    nagaichi 2016/04/23
    俺はなぜか知らんが、メラニーが好きだった。
  • 「あらゆるアメリカ文学がこれに由来する」とまで言われた名作「ハックルベリー・フィンの冒険」は、実は何度も閲覧制限になったり、禁書にされたりしていた

    ●『アフリカの緑の丘』において、アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイは書を歴史的な文脈に位置づけた。 あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。……すべてのアメリカの作家が、この作品に由来する。この作品以前に、アメリカ文学とアメリカの作家は存在しなかった。この作品以降に、これに匹敵する作品は存在しない。 ●物語の内容 この物語はアメリカ南北戦争以前の、おそらく1830年代か1840年代頃を舞台としている。 『トム・ソーヤー』で知られているように、ハックはアルコール中毒の父親と暮らす、母親のいない怠惰な幼い放浪者である。ハックは、や子供との生き別れを意味する川下への売却を恐れて逃亡した黒人奴隷のジムと出会い、二人は自由を求めて、オハイオ川の北を横断する事を試みる。書はその二人の冒険を伝えている。 続きを読む

    「あらゆるアメリカ文学がこれに由来する」とまで言われた名作「ハックルベリー・フィンの冒険」は、実は何度も閲覧制限になったり、禁書にされたりしていた
  • 原作者スコット・フィッツジェラルドってどんな人?──成蹊大学教授(日本フィッツジェラルド協会前会長)宮脇俊文さんに聞いた « GQ JAPAN

    教えてくれたのは…… 英文学者 宮脇 俊文 成蹊大学教授。専攻はアメリカ文学、比較文学、ジャズ研究。1953年神戸市生まれ。上智大学文学部英文科卒、同大学大学院修士課程修了。近刊にフィッツジェラルドを、「冬の夢」などの短編を交えながら読み解く『「グレート・ギャツビー」の世界─ダークブルーの夢』(青土社)。 F・スコット・フィッツジェラルドは、中西部ミネソタ州の出身です。『グレート・ギャツビー』に描かれる東部の都会に比べればそうとうに素朴な生まれ育ちだったと言えます。処女長編『楽園のこちら側』がベストセラーになると婚約者のゼルダとニューヨークへ移り結婚、狂騒の20年代と呼ばれた空前の好景気を象徴するスターとなります。 ゼルダは新しい時代に解放された女性「フラッパー」のシンボルであり、フィッツジェラルドは時代の風俗を巧みにとらえる売れっ子作家でした。ふたりは夜ごと派手なパーティを開き、彼

  • 米作家E・A・ポー氏、没後160年で盛大な葬儀 (ロイター) | エキサイトニュース

    [ボルティモア 11日 ロイター] 米メリーランド州ボルティモアで11日、160年前に不遇のなか謎めいた死を遂げた米作家、故エドガー・アラン・ポー氏の「葬儀」が執り行われた。  「大鴉」や「黒」といった作品で知られるポー氏は、1849年10月にボルティモアの街頭で意識がはっきりしない状態で発見され、その数日後に市立病院で息を引きとっていた。40歳だった。  死因については、アルコールが関連しているとの説もあるが、はっきりしたことは明らかになっていない。当時行われたポー氏の葬儀の参列者はたった7人だった。  しかし11日の葬儀は、不遇のうちに生涯を閉じたポー氏のために大勢のファンが参列し、盛大に営まれた。

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