アメリカのボルトン前大統領補佐官が回顧録を出版し、3回にわたる米朝首脳会談の実態だとする内容を明らかにしました。トランプ大統領が会談は宣伝のためで「中身のない合意でも署名する」と述べたとして、非核化の実現よりみずからのアピールに関心があったと指摘しています。 トランプ大統領の側近だったボルトン前補佐官の回顧録は、日本では23日午前0時から電子版の販売が始まりました。 回顧録でボルトン氏は、3回にわたる米朝首脳会談の実態だとする詳しい内容を明らかにしました。 それによりますと、おととし6月の初めての会談では、トランプ大統領が事前に「これは宣伝のためだ」とか、「中身のない合意でも署名する」と述べ、非核化の実現よりみずからのアピールに関心があったと指摘しています。 また2回目の会談では、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長がニョンビョン(寧辺)の核施設の放棄と引き換えに制裁を解除する提案に