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戦後と思想に関するnagaichiのブックマーク (14)

  • 戦後日本のサブカルチャーにおける加害としての暴力 - Write off the grid.

    以下は、2020年の『群像』新人賞で最終選考まで残り、落選となった文章である。 これはもともと同賞への応募原稿として書いたわけではなく、アメリカ留学中に何十と書いたノートの1つである。留学1年目の第2セメスター終盤、わたしは履修していた授業のレポートとして2つのアイディアを抱えていた。結局はもう片方の案、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』論をレポートとして提出したのだが(これは論文化された)、その後、夏休みに入ってヒマになったので、提出のアテもないまま、もう片方のアイディアを日語で文章化することにしたのだった。同賞に応募したのは、その約2年後である。 なるほど、いま読むと院生のノート以上のなにものでもないが、もはや改稿して論文化する意味もないので、誰でも読めるようブログ記事として放流することにした次第である。これを読んで若い人たちに「阿部も留学初期はこんなもんか(じゃあ自分もイケるな)」

    戦後日本のサブカルチャーにおける加害としての暴力 - Write off the grid.
  • 【大きな旅・小さな旅】安岡正篤に見る、戦前と戦後の連続性<片山杜秀×白井聡>再掲|平成精神史|片山杜秀

    平成精神史 2019.08.15 公開 ツイート 昭和・平成・令和をたどる 【大きな旅・小さな旅】安岡正篤に見る、戦前と戦後の連続性<片山杜秀×白井聡>再掲 片山杜秀 今日は令和をむかえて初の終戦記念日。元号が変わり気持ちの区切りはあっても、歴史は当然、地続きです。 平成を振り返った話題作『平成精神史――天皇・災害・ナショナリズム』の著者・片山杜秀さんと、2019年新書大賞第8位にランクインした『国体論 菊と星条旗』の著者・白井聡さんの全3回の対談から、昭和の権力システムと、平成におけるその揺らぎについて語った第1回を再掲します。「右翼思想家」「政財界のフィクサー」安岡正篤の行動と人脈から見えてくる、あの戦争前後を貫く時代の旅。 *   *   * 戦前の安岡が目指した、暴力なき国家改造 白井 『平成精神史』は、片山杜秀さんという思想家の個性が色濃く出た一冊だと思います。片山節が炸裂してい

    【大きな旅・小さな旅】安岡正篤に見る、戦前と戦後の連続性<片山杜秀×白井聡>再掲|平成精神史|片山杜秀
    nagaichi
    nagaichi 2019/03/28
    安岡正篤の弟子が致知出版やってて、いまだに影響力持ってるからなあ。
  • 戦後民主主義とその敗北――いまだ終わらない「戦後」と向き合うために/『丸山眞男の敗北』著者、伊東祐吏氏インタビュー - SYNODOS

    戦後民主主義とその敗北――いまだ終わらない「戦後」と向き合うために 『丸山眞男の敗北』著者、伊東祐吏氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#「新しいリベラル」を構想するために 戦後日を代表する政治学者として名を轟かせ、今も多くの人に読み継がれている丸山眞男。しかし、丸山と戦後民主主義は、すでに高度経済成長に敗北していた。はたして、いま丸山を読む意味はあるのか? 『丸山眞男の敗北』の著者、伊東祐吏氏にお話を伺った。(聞き手・構成 / 芹沢一也) ――日は『丸山眞男の敗北』という刺激的なタイトルのを出された伊東祐吏氏にお話をお伺いします。丸山といえば論者によってさまざまな像があります。伊東先生にとって丸山とはどのような人物ですか? 丸山は内部に狂気を抱えた人だと思います。 一般的には、理知的で厳格な学者というイメージですよね。戦後民主主義を代表する知識人ですから。もちろん、丸山が当は

    戦後民主主義とその敗北――いまだ終わらない「戦後」と向き合うために/『丸山眞男の敗北』著者、伊東祐吏氏インタビュー - SYNODOS
  • 「反・反戦」イデオロギー - はてな匿名ダイアリー

    「この世界の片隅に」について。まだ見てねえけど、いい映画なんだろうなーというのは何となく感じる。 ただ、それをめぐってこういう言論が飛び交うのにはつくづくウンザリするなあ…。 http://togetter.com/li/1048335 ここにはどうも「反戦」という概念が戦時中には「なかった」とか思い込んでる人が一定数いるようで、それこそ鳥肌立つ。それじゃ憲兵さんや特高は何を取り締まってたんだよ。大正から昭和初期に言論を取り締まられてた人たちが何を唱えていたか、当時の雑誌を少しでも見てみればわかることなんだが。図書館に行けば復刻でもなんでも見られる時代だよ。見て確かめたのかよ? 何より、大昔に死んだうちのひいじーちゃんは、右翼の大物ともつきあいのあったそれなりの医者だったそうだが、戦時中酔っぱらって「こんな阿呆な戦争を誰が始めたんじゃ!負けるに決まっとろうが」とか叫んで警察のお世話になった

    「反・反戦」イデオロギー - はてな匿名ダイアリー
  • 日本の市民運動、安易な「同情」の危うさ 戦後を代表する政治学者が語った現代への警句

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  • 視点・論点 「シリーズ・次世代への遺産 鶴見 俊輔」 | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス

    筑摩書房顧問 松田哲夫 今年の7月24日、鶴見俊輔さんが亡くなりました。鶴見さんは自分の言葉で語る、しなやかな哲学者であり、戦後日を代表する秀でた思想家であり、粘り強くたたかう市民運動家でもありました。でも、ぼくから見れば、鶴見さんは、なによりもまず優れた編集者でした。1969年、筑摩書房で編集の仕事を始めたぼくにとって、最初の著者が鶴見俊輔さんだったのは、きわめて幸運なことでした。 鶴見さんとの最初の仕事は、彼が企画した『現代漫画』という漫画の全集でした。ぼくたち編集者は、漫画家から資料を借り、鶴見さんのところに届けて、収録作品を選ぶ作業を進めました。その時のことです。眉間に皺を寄せ、真剣な表情で資料を読んでいた鶴見さんは、突然、自分の腿を平手で叩きながら、「ワーハッハッハ」と激しい笑い声を発したのです。これには驚きましたが、全身で漫画と向き合っている、そんな迫力が伝わってきました。

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  • 鶴見俊輔さん死去 「思想の科学」「ベ平連」93歳:朝日新聞デジタル

    リベラルな立場で幅広い批評活動を展開し、戦後の思想・文化界に大きな影響力を持った評論家で哲学者の鶴見俊輔(つるみ・しゅんすけ)さんが死去したことが23日、わかった。93歳だった。 1922年、東京生まれ。父は政治家だった鶴見祐輔。母方の祖父は政治家の後藤新平。38年に渡米し、翌年にハーバード大哲学科に入学。日米開戦後の42年3月、無政府主義者の容疑で逮捕されたが、戦時交換船で帰国した。43年、海軍軍属に志願してインドネシアに赴任。英語の短波放送などを翻訳し、幹部向けの情報新聞を製作した。 戦後の46年、雑誌「思想の科学」を都留(つる)重人、丸山真男らと創刊。米国のプラグマティズム(実用主義)を紹介するとともに、共同研究の成果をまとめた「共同研究 転向」は戦前・戦後の思想の明暗を新しい視角からとらえた。49年、京都大人文科学研究所助教授。54年、東京工業大助教授。 60年5月、岸内閣の新日米

    鶴見俊輔さん死去 「思想の科学」「ベ平連」93歳:朝日新聞デジタル
  • 【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Chatham House(CC BY 2.0) 2014年の衆議院議員選挙は、決定権を握る首相が(形式上は唐突に)「解散総選挙」を選択した真意が判然としないこともあり、メディアの側も選挙報道の軸となる「争点」を明確に絞り込めていないように見えます。 私は、既に「争点」として論じられている個別の問題よりも、むしろ「現政権が最終的にこの『国』をどんな形へと作り替えることを目指しているか」を重視して、一有権者としての「総合的評価」を行うつもりでいます。その分析評価においては、第二次安倍政権が経済政策や安全保障政策などの諸問題の決定過程において国民に見せた姿勢や説明内容に加えて、同政権の発足から二年間における日国内の社会的様相の変化と、同政権が記者会見等で質問されても論点化するのを避けて「一切触れようとしない」問題は何なのかという点にも目を向けて、判断の材料としています。 1

    【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 2014.11.30 Kajitani

    梶谷懐 第13回 第4章:日中国のあいだ ――「近代性」をめぐる考察(3)―― 1. 「アジア的なもの」をめぐる言論空間 前回に引き続き、もう少し柄谷行人の言論にこだわってみよう。欧米のポストモダン思想に近いところから出発したと考えられがちな柄谷だが、実はこれまでにも彼自身の「アジア」をめぐる問題群へのこだわりを感じさせるような仕事をいくつか発表してきている。特に彼の「アジアへのこだわり」が比較的前面に出ていると考えられるのが、昭和から平成に移り変わる節目の時期に発表された評論集『終焉をめぐって』である。 例えば、同書に収録されている「大江健三郎のアレゴリー」という文章の中で柄谷は、大江健三郎の代表作ともいえる小説『万延元年のフットボール』を題材にして、非常に興味深い指摘を行っている。その内容を簡単にまとめると、こんな感じだ。戦後民主主義を代表する「進歩派」知識人と見なされることの多い

  • 「右傾化」のまぼろし――現代日本にみる国際主義と排外主義

    の「右傾化」が国内外のメディアで盛んに論じられている。それは日の現状を正しく反映しているのか。集団的自衛権行使容認やヘイトスピーチなど、いわゆる「右傾化」現象の質に迫る。 「右傾化」論を読み直す 昨今、日および海外のメディアでは、現在の日における「右傾化」の傾向がしばしば論評の対象になっている。たとえば、『ウォールストリート・ジャーナル』(電子版、2014年2月26日配信)には、「アジアでの緊張関係が日に右傾化をかきたてた」(Tensions in Asia Stoke Rising Nationalism in Japan)と題する長文の署名記事が載っている。そこでとりあげられているのは、一方では『WiLL』のようなナショナリストの雑誌が売れ、中国韓国をあからさまに侮蔑する書物が大量に刊行され、選挙においても同様の主張をする候補者が選挙で多くの票を得るといった社会の「全体

    「右傾化」のまぼろし――現代日本にみる国際主義と排外主義
    nagaichi
    nagaichi 2014/07/02
    丸山真男は読んでないけど、なぜかこの筆者の丸山真男論を読んだことがある、というのはさておき。「右傾化」は左翼の弱体化と裏腹で、前世紀70年代の3割左翼が今や1割左翼に、くらいの情勢認識は必要じゃねーの。
  • 久々に登場、「戦後レジームからの脱却」 安倍首相:朝日新聞デジタル

    安倍晋三首相は14日の参院予算委員会で「私は戦後レジームから脱却をして、(戦後)70年が経つなかで、今の世界の情勢に合わせて新しいみずみずしい日を作っていきたい」と述べた。「戦後レジームからの脱却」は第1次政権で掲げた言葉で、最近は控えていたフレーズだ。 首相は「日は平和国家としての道を歩み続けてきたが、憲法自体が占領軍の手によって作られたことは事実だ」とも答弁。民主党の野田国義氏が「第1次内閣で掲げた戦後レジームからの脱却とは、何を意味するのか。平和国家などからの脱却か」と質問したのに答えた。 首相は「戦後レジームからの脱却」について、第1次政権の2007年9月の所信表明演説で明言していたが、第2次政権の国会演説では触れていない。昨年5月に参院予算委で言及したが、昨夏の参院選前からは再び使っていなかった。

  • 笠井潔氏が語るファシズムと安倍政権 ― 都知事選の結果を受けて

    笠井潔 @kiyoshikasai 一昨年の尖閣危機前後に、政治的な分析をかなりの回数ツイートした。その後の総選挙、安倍内閣の成立、参院選、秘密保護法などの流れは、一昨年に予見したことの延長上だったが、今回の都知事選は少し違う。これについて、感想を少しまとめてみたい。 2014-02-14 15:44:28 笠井潔 @kiyoshikasai 主要候補の得票は、舛添211万、宇都宮98万、細川95万で、大雑把に2:1:1だった。 61万票の田母神は、0・6ということになる。原発の是非に則して分類すると、再稼働賛成派が272万、即時廃止派が193万票。しかし今回の都知事選では、原発問題が最大争点だったとはいえない。 2014-02-14 16:02:59 笠井潔 @kiyoshikasai かといって、総合的な政策の評価で票が分かれたともいえない。むしろ各候補の政治的・思想的スタンスに則して

    笠井潔氏が語るファシズムと安倍政権 ― 都知事選の結果を受けて
  • 「壁と卵」の現代中国論7 日本人の中国観を問いなおす――戦前・戦後・現在

    第7回 日人の中国観を問いなおす――戦前・戦後・現在 戦後の日中関係を振り返る 日国内において、「嫌中」的な感情が目立つようになった、と言われ始めてもう随分たつ。筆者の個人的な印象だけなのかもしれないが、最近は特に女性たちが、より具体的にいえばもともと平和主義的で、「弱者の見方」であったような人たちが急速に中国(政府)に不信感を抱くようになっているというのが、ここ数年の特徴ではないだろうか。卑近な例で恐縮だが、筆者の母親なども、ずっと自民党政権や日米安保に批判的であり、一言で言うと「社民的な」感性の持ち主なのだが、最近の中国政府の姿勢をニュースで見るとそのたびに「腹が立って仕方がない」という。もっとも彼女はその後で、「中国の人たちは嫌いではないが」と付け加えるのを忘れないのだが。恐らくこういった層の中国への反発が、根深い中国品離れを支えているのではないだろうか。 一方、これも近

  • 戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange

    題に入る前にひとつの記事を紹介しておこう。作家の山弘が、南京事件を巡る中国への謝罪にかんして語っている記事である。 「中国に謝罪すべきだろうか?」と題して、山はいう。 この問題についての僕の見解は単純。「謝罪する必要はない」である。 だって僕は何も悪いことしてないもん! 僕は戦後生まれである。父は戦争に行っていたが、南方戦線だったし、1937年にはまだ徴兵されていなかったはず。つまり僕が謝罪しなければならない理由は何もない。 僕は大阪に住んでいるが、たとえば何十年も前に大阪の警官が兵庫県に出かけていって大勢の人を殺した事件があったとしら、すべての大阪府民は兵庫県民に謝罪しなければならないのだろうか。現代の大阪府知事は現代の兵庫県知事に謝罪しなければならないのか。そんなことはあるまい。 もちろん、その犯罪を示唆したとか、犯罪の発生を予期していながら放置していたというなら責任はあるだろう

    戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange
    nagaichi
    nagaichi 2009/04/24
    レスポンシビリティの話をしているのに、何やらあらぬ方向に暴走しているブコメがちらほら。/どんなにうざいと思っても問いに答えを返すことから逃げられないって議論。
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