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東欧と考古に関するnagaichiのブックマーク (37)

  • 欧州最古級の高床式集落か 周囲は要塞化 アルバニア

    アルバニア南東部にあるオフリド湖で考古資料を探すダイバーたち(2023年7月27日撮影)。(c)Adnan Beci / AFP 【8月19日 AFP】「バルカン半島(Balkans)の真珠」と称されるオフリド湖(Lake Ohrid)で、欧州最古級の可能性がある高床式住居の集落が発見された。周囲は、くいの突き出た板で防御され、要塞(ようさい)化されていたとみられる。 放射性炭素年代測定によって、この遺跡は紀元前6000~5800年のものと判明した。欧州の湖畔でこれまで見つかった集落遺跡としては最古だという。 スイス・ベルン大学(University of Bern)の考古学者アルベルト・ハフナー(Albert Hafner)教授は「これまでに知られている地中海やアルプス(Alps)地方の湖畔の集落遺跡より数百年古い。われわれの知る限り欧州最古だ」とAFPに語った。 この集落には200~5

    欧州最古級の高床式集落か 周囲は要塞化 アルバニア
  • 地中海の海底で「約7000年前に作られた先史時代の道」が発見される

    アドリア海に浮かぶクロアチアのコルチュラ島の湾内で、紀元前4900年前に作られた先史時代の「道」が発見されました。この道は、沖合に作られた人工島と陸地をつなぐものだったとみられています。 7,000-Year-Old Submerged Road Discovered Under The Mediterranean Sea | IFLScience https://www.iflscience.com/7000-year-old-submerged-road-discovered-under-the-mediterranean-sea-68830 Road Built 7,000 Years Ago Found at The Bottom of The Mediterranean Sea : ScienceAlert https://www.sciencealert.com/road-bu

    地中海の海底で「約7000年前に作られた先史時代の道」が発見される
  • 最も古い乗馬の証拠が見つかる、ヤムナ文化の勢力拡大に貢献か

    乗馬の描写として最初期のものは青銅器時代に登場した。画像はエジプト、サッカラのホルエムヘブの墓から出土した石灰岩のレリーフ。こうした描写は、今回ヨーロッパ南東部で新たに見つかった乗馬者と見られる人々の骨格より1500年ほど後の時代のものだ。(PHOTOGRAPH BY DEAGOSTINI, GETTY IMAGES) 歴史上最初に馬に乗った人々は、東欧の草原に暮らしていた古代の遊牧民かもしれない。彼らは馬に乗るという習慣のおかげで、ヨーロッパにおいて優位性を獲得できたのかもしれない。そんな可能性を示唆する考古学的証拠が新たに見つかり、3月3日付けで学術誌「Scientific Advances」誌に発表された。 論文によると、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの墓から出土した24体の古代の人々の骨格から、馬に乗ることによって生じた身体的ストレスの痕跡が見つかった。骨格の大半は、約5500

    最も古い乗馬の証拠が見つかる、ヤムナ文化の勢力拡大に貢献か
  • 大戦中の兵士が偶然発見、世界遺産「古代トラキア人の墳墓」とは

    極彩色の玄室 カザンラクの墳墓の玄室の天井に描かれたフレスコ画。使用人や音楽家や戦車に囲まれて宴席につく夫婦が描かれている。(AGE FOTOSTOCK) 第二次世界大戦中の1944年4月、ブルガリアの都市カザンラクの近郊で驚くべき発見があった。塹壕を掘っていたブルガリア軍兵士たちが、鮮やかなフレスコ画で飾られた墓を発見したのだ。 後に、この墳墓は孤立した遺跡ではなく、失われた古代王国のネクロポリス(共同墓地)の一部であることが判明する。1979年、「カザンラクのトラキア人の墳墓」はユネスコ世界遺産に登録された。 紀元前5世紀に生まれた王国 古代トラキアは、現在のブルガリアのほか、トルコ北西部やルーマニア南部、セルビア南東部に当たる地域で、小さな部族国家に分かれていた。それぞれの部族は、ペルシャやアテネ、後のマケドニアといった強大なライバル国に囲まれ、同盟を結んだり抗争したりしながら暮らし

    大戦中の兵士が偶然発見、世界遺産「古代トラキア人の墳墓」とは
  • 第1回 世界を股にかけて活躍する気鋭の水中考古学者

    船が沈没するのは、悲劇である。乗っていた人たちは生命を奪われるリスクがとても高く、積み荷は失われる。 しかし、沈没して何百年、時には三千年以上もたった船が、現代を生きるわたしたちに、贈り物をくれることもある。積み荷の重さで水底に押し付けられて、船体の下部と積み荷が海底の砂に埋もれた場合、その部分が「無酸素」状態になり、船を構成する木材や積み荷の中の有機物すら、長期間、保存されることがあるからだ。その場合、沈没船は、陸上の遺跡をはるかにしのぐ貴重な発見に満ちたタイムカプセルとなりうる。

    第1回 世界を股にかけて活躍する気鋭の水中考古学者
  • 自宅のれんがはローマ帝国の遺物 地中に古代都市眠るセルビアの村

    住宅の壁に使われているローマ時代のれんがを指し示すポジャレバツ博物館の考古学者。セルビア中部スタリコストラッツで(2021年12月3日撮影)。(c)Andrej ISAKOVIC / AFP 【1月8日 AFP】第1次世界大戦(World War I)後の荒廃したセルビアで、ベリカ・イバノビッチ(Verica Ivanovic)さん(82)の祖父は入手できた資材を手当たり次第に使って家を建てた。当人は知らなかったが、そうした中にはローマ帝国時代のれんがも含まれていた。 中部スタリコストラッツ(Stari Kostolac)村にある家には、今でもイバノビッチさん一家が住んでいる。この付近には、かつてローマ人の居住地で、軍事拠点でもあったビミナツィウム(Viminacium)があった。 自宅用のれんがとして集められたものが強大な帝国の遺物であることを一家が知ったのは、ずいぶんたってからのことだ

    自宅のれんがはローマ帝国の遺物 地中に古代都市眠るセルビアの村
  • 2700年前にブルーチーズとビールを堪能 アルプスの岩塩坑の排せつ物分析

    オーストリア・ハルシュタットの岩塩坑で採取された人の排せつ物。ウィーン自然史博物館提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Anwora / Museum of Natural History of Vienna 【10月14日 AFP】チーズとビールの相性の良さはよく知られているが、オーストリアの岩塩坑で働いていた労働者は早ければ2700年前には、ブルーチーズとビールを味わっていたとする研究論文が13日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)で発表された。研究チームは、欧州でチーズが熟成されていた最古の証拠と、ビールが消費されていたことを分子レベルで示す初の証拠だとしている。 研究チームは、オーストリア・アルプス(Alps)に位置する世界最古の岩塩坑・ハルシュタット(Hallstatt)で見つかった坑員たちの排せつ物のサンプルを分析した。 ハルシュタット

    2700年前にブルーチーズとビールを堪能 アルプスの岩塩坑の排せつ物分析
  • 6200年前の大量虐殺、犠牲者38人のDNAを分析、深まる謎

    クロアチアのポトチャニで見つかった古代の大量虐殺の犠牲者。数人は、頭蓋骨に複数の致命傷を負っていた。(PHOTOGRAPH BY M. NOVAK)(COURTESY OF THE INSTITUTE FOR ANTHROPOLOGICAL RESEARCH) 約6200年前、現在のクロアチア東部にあたる場所で41人以上の男女と子どが虐殺され、大きな墓穴に投げ込まれた。2007年にこの墓を発見した考古学者たちは当初、血縁関係にあるコミュニティの全員が処刑されたのだろうと考えた。 しかし、3月10日付けで学術誌「PLOS ONE」で発表された新たな分析結果によれば、ほとんどの犠牲者たちには血縁関係がなかったことが明らかになった。この分析では、古代の大量虐殺の調査としてはかつてない規模の遺伝子研究が行われた。 この意外な発見からは、さらなる疑問が浮かび上がる。最も重要なのは、なぜ犠牲者たちが殺

    6200年前の大量虐殺、犠牲者38人のDNAを分析、深まる謎
    nagaichi
    nagaichi 2021/03/14
    「ラシニヤ文化の人々は牧畜の民であり、牛を連れて季節ごとに放牧地を移動していたほか、銅を採掘して道具を作っていたと推測されている」
  • 6500枚の銀貨や王族の名前が刻まれた金の指輪がトウモロコシ畑から発掘される

    ポーランド中西部のスウシュクフにあるトウモロコシ畑の地下から、6500枚の銀貨を含む6600点以上の中世の宝飾品が発掘されました。 Medieval treasure trove ‘belonging to princess’ found in cornfield following tip off from village priest – The First News https://www.thefirstnews.com/article/medieval-treasure-trove-belonging-to-princess-found-in-cornfield-following-tip-off-from-village-priest-18571 6,500 medieval coins and rare gold rings unearthed in Polish cornf

    6500枚の銀貨や王族の名前が刻まれた金の指輪がトウモロコシ畑から発掘される
  • きっかけはデータベース検索! 28歳の高校教師が成し遂げた、ウィーンの歴史を覆す考古学的大発見とは?(サライ.jp) - Yahoo!ニュース

    文・写真/御影実(オーストリア在住ライター/海外書き人クラブ) 音楽の都として知られるオーストリアの首都ウィーンですが、その起源は、古代ローマ帝国属州の軍事基地として栄えた、1-5世紀ごろにあると言われています。今回は、時代を大きくさかのぼり、ウィーンの歴史を書き換えることになった考古学的大発見と、その意外なきっかけについてご紹介します。

    きっかけはデータベース検索! 28歳の高校教師が成し遂げた、ウィーンの歴史を覆す考古学的大発見とは?(サライ.jp) - Yahoo!ニュース
    nagaichi
    nagaichi 2020/09/24
    ガルバの在位は西暦68年から69年までで、「1世紀初頭」とは言わないのではないかな。
  • イエネコの祖先、6000年前の中欧での暮らしぶりが判明

    ヨーロッパヤマネコ(写真はイタリアのナトゥラ・ヴィヴァ公園で撮影)は、6000年前のポーランドで近東から来たリビアヤマネコと同じ地域に生息していた。(PHOTOGRAPH BY JOEL SATORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 約7000年前、近東の「肥沃な三日月地帯」を出発した新石器時代の初期の農民たちは、ヤギ、ヒツジ、ウシ、イヌなど、新たに家畜化された動物たちも一緒に連れて移動していた。しかし彼らはおそらく、ヤマネコもこっそりとついてきたことには気がついていなかっただろう。(参考記事:「南米の小さなヤマネコ「コドコド」を知ってますか」) そして6000年ほど前に、現在のポーランドに到達した人々は、森を開拓して広々とした牧草地や農地へと変え定住し始める。こうした農耕地のそばにある洞窟で発見されたリビアヤマネコ(Felis silvestris lyb

    イエネコの祖先、6000年前の中欧での暮らしぶりが判明
  • 欧州の謎の変形頭蓋骨、「民族の目印」だった?

    この異様に長い頭骨は、現在のクロアチアにあたる地域で1500年前に死亡した、東アジア系の祖先をもつ10代の少年のもの。当時は乳幼児の頭を締め付けて変形させる風習があり、頭の形で民族や階級を示していたのではないかと考えられている。(PHOTOGRAPH BY M. CAVKA, UNIVERSITY HOSPITAL DUBRAVA, ZAGREB) ローマ帝国崩壊後の欧州には、ゴート族やフン族などの異民族が進出してきた。いわゆる「民族移動時代」(西暦300~700年頃)である。この時代の遺跡からは、人為的に変形させた跡がある頭骨が見つかっているが、この風習は、自らのアイデンティティを表明する極端な方法の1つであった可能性がある。考古学者は今、DNA分析によってこの謎を解明しようとしている。 考古学者たちは最近、クロアチア東部のヘルマノブ・ビノグラード遺跡で、10代の少年の遺体が3体埋められ

    欧州の謎の変形頭蓋骨、「民族の目印」だった?
  • ワラキア公ヴラド3世が使用したカルバリン砲の砲弾がブルガリアで発見

    2019年5月30日、十五世紀のワラキア公ヴラド3世(在位1448年、1456~1462年、1476~1477年)が対オスマン戦争で使用したと思われるカルバリン砲の砲弾がブルガリア北東部、ドナウ川沿いの町スヴィシュトフ(Svishtov)の発掘現場で発見されたと“Archaeology in Bulgaria”が報じている。 Culverin Cannonballs from Vlad Dracula’s 1461 Victory over Ottoman Turks Found in Danube Fortress Zishtova in Bulgaria’s Svishtov - Archaeology in Bulgaria. and Beyond Cannonballs from culverins – primitive early medieval cannons – most

    ワラキア公ヴラド3世が使用したカルバリン砲の砲弾がブルガリアで発見
  • オーストリアにある青銅器時代の遺跡から出土したリング状の奇妙なパン

    ゆきまさかずよし @Kyukimasa ”The Hoard of the Rings” オーストリアにある青銅器時代の遺跡から出土した奇妙なパン journals.plos.org/plosone/articl… 麦の粉でできている直径数センチのリング状パン。同じ遺跡にあった織機の重りと似ているので事用ではなく象徴的な意味合いあったのかもという pic.twitter.com/Qxmd4Pf6mx 2019-06-06 09:53:53 リンク journals.plos.org The Hoard of the Rings. “Odd” annular bread-like objects as a case study for cereal-product diversity at the Late Bronze Age hil Cereals, in addition to be

    オーストリアにある青銅器時代の遺跡から出土したリング状の奇妙なパン
    nagaichi
    nagaichi 2019/06/10
    ドーナツ派とトーラス派のトポロジー戦争が見られるかと思ったが、そんなことはなかったぜ。
  • 5千年前の大家族を襲った悲劇、集団墓地の調査で明らかに ポーランド

    集団墓地で見つかった全員が家族関係にあることが判明した/Morten Allentoft et. al (CNN) ポーランド南部で5000年前の遺跡から出土した女性と子ども15人の集団墓地について、DNAを調べた結果、全員が家族関係にあったことが分かったとして、デンマークの研究チームが米科学アカデミー紀要に研究結果を発表した。 集団墓地は8年前に出土した。埋葬されていたのは3世代の家族で構成される男性8人と女性7人で、いずれも頭を殴られて死亡していた。しかし遺体は一カ所に集めて整然と並べられ、遺品を添えて丁寧に埋葬されていた。 コペンハーゲン大学の研究チームは、放射性炭素年代測定法や考古学データを使い、遺伝子解析を行ってそれぞれの人骨を調査し、家族関係を突き止めた。 「母親は自分の子どもたちの隣に埋葬され、兄弟は並んで安置されていた。埋葬したのはこの一家のことをよく知る人物だった」。研究

    5千年前の大家族を襲った悲劇、集団墓地の調査で明らかに ポーランド
  • 考古学が発見 ポーランド冷戦基地の危ない新事実

    ポーランド、ポドボルスコの掩体壕(えんたいごう:装備や物資を隠して保管する軍事施設)。冷戦時代、ほとんどのポーランド人は自国の領土内に核兵器が配備されていることを知らなかった。(PHOTOGRAPH BY GRZEGORZ KIARSZYS) ポーランドの森に、今は使われていない旧ソ連軍の核施設跡がある。敵から装備や物資を隠し格納しておく「掩体壕」(えんたいごう)だ。今では、地元の人が鉄くずを持ち去り、施設を隠すように樹木が生い茂る。この軍事施設は、もともとは東側諸国を「核の格納庫」に変えようと目論んだソ連軍の指示によって作られたものだ。(参考記事:「使われなくなった核ミサイル発射基地、博物館に 写真16点」) ただ、こうした目的をはっきりと記した公的な文書は残っていない。そこで、考古学者のグゼゴス・キアルシス氏は、謎に包まれた掩体壕を詳しく調べることにした。同氏の調査結果は、考古学的なア

    考古学が発見 ポーランド冷戦基地の危ない新事実
    nagaichi
    nagaichi 2019/02/03
    現代史だって考古学の対象になりうる。
  • 謎の女性を囲む350の墓、古代ローマ都市で出土

    スロベニアの古都リュブリャナでローマ時代の共同墓地が出土した。その中央部には、有力人物とみられる謎の女性。女性に寄り添うように300人以上の遺体や装飾品も眠っていた。

    謎の女性を囲む350の墓、古代ローマ都市で出土
  • アルプス岩塩坑に眠る、青銅器時代の産業の足跡

    オーストリア・アルプスにある世界最古の岩塩坑・ハルシュタットに残る、3000年前の先史時代に造られた木製の階段(2018年8月16日撮影)。(c)Alex HALADA / AFP 【1月2日 AFP】オーストリア・アルプスに位置する世界最古の岩塩坑・ハルシュタット(Hallstatt)は、他の鉱山とは一線を画している。 7000年前から採掘されてきたこの塩鉱山は、塩の安定供給をもたらしてきただけではなく、一連の考古学的発見により、紀元前10世紀間の初期にまでさかのぼる豊かな文明の存在を裏付けている。 考古学者ハンス・レシュライター(Hans Reschreiter)氏によると、有史以前のトンネル網でこれまでに探査が完了しているのは全体の2%以下で、昨年8月に新規の補強工事が始まったところだ。 ハルシュタットは1997年に国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に指定された

    アルプス岩塩坑に眠る、青銅器時代の産業の足跡
  • 2400年前の沈没船を発見、驚きの保存状態 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    無人潜水機(ROV)で撮影した2400年前の古代ギリシャ商船。黒海の水深約2000メートル地点に横たわっている。(PHOTOGRAPH BY AFP PHOTO/BLACK SEA MAP EEF EXPEDITIONS) ヨーロッパとアジアの境界に位置する黒海で、きわめて保存状態の良い古代の沈没船が発見された。見つかった場所は、ブルガリア沖の水深2000メートルの海底。2400年前のものと推定されているが、驚くことに、漕ぎ手が座るためのベンチやマストといった船の装備まで残されている。 今回の発見は「黒海海洋考古学プロジェクトMAP)」によるもので、英紙「The Guardian」が第一報を伝えた。MAPは3年にわたって黒海を調査し、60隻以上の古い沈没船を発見している。(参考記事:「沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海」)

    2400年前の沈没船を発見、驚きの保存状態 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 1700年前の無残な遺骨を発見、ゴート族の侵略か

    ローマのディオクレティアヌス帝にささげる文章が、ギリシャ語とラテン語で大理石に刻まれている。フィリッポポリスは、かつてローマ帝国の支配下にあった。(PHOTOGRAPH COURTESY ELENA BOZHINOVA, PLOVDIV MUSEUM OF ARCHAEOLOGY) 骨の様子からすると、むごい死に方だったようだ。 子ども1人に、大人2人。1700年前の3体の人骨が、ブルガリア中部プロブディフに近い古代都市遺跡「フィリッポポリス」で発見された。 発掘に当たったプロブディフ地方考古学博物館の考古学者エレナ・ボジノワ氏によると、この不気味な発見は、ゴート族の侵入と関係がありそうだという。ゴート族による攻撃の証拠は以前から集まっているが、白骨化した遺体が見つかるのは非常に珍しいとボジノワ氏は話している。 どの骨にも、火災に遭った痕跡がある。そのうち1体は女性で、青銅のブレスレットを

    1700年前の無残な遺骨を発見、ゴート族の侵略か