【11月10日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)邢台市(Xingtai)邢台県の文化財保護部門はこのほど、同県竜泉寺郷(Longquansi)柳林村(Liulin)で金代の墓葬を発見したと明らかにした。墓葬は天然ガスの配管工事中に見つかり、邢台市や邢台県の文化財保護スタッフが緊急発掘調査を行った。調査の結果、同墓は金の大定29(1189)年に埋葬され、今から830年前のものであることが確認された。 墓葬は円形アーチ型で、壁にはレンガ彫刻の壁画が施されていた。東西の長さは1.7メートル、南北の幅は1.9メ―トルで、棺床(かんしょう、ひつぎを置く台)から天井までの高さは1.9メートル。ほぼ南北方向に作られており、墓道の長さは50センチで墓室の南側に開かれていた。内部の人骨はすでに荒されており、頭蓋骨から判断して一夫二妻の合葬墓であることが分かった。墓からは口径10.5センチ、高