タグ

ブックマーク / planck.exblog.jp (2)

  • 役に立たない研究の効能 | 大栗博司のブログ

    東京によってから、ベルリンに来ています。 フンボルト大学の理工系キャンパスの近く、ベルリンの南東部の湖沼地帯にある会議施設に滞在しています。ドイツが東西に分かれていた時代から、東ベルリンで毎年開催されてきた素粒子論の国際会議で、東西統一後も続き、今年で第41回目だそうです。 ベルリンには2010年の春に3ヶ月滞在したので、懐かしいところです。 ⇒ 当時のブログ 左の写真は、会議場の庭から湖をながめたことろです。ルネ・マグリットの絵のような風景だったので、貼ってみました。 さて、日数学会が年に4回刊行している『数学通信』の2012年夏季号に、巻頭言を書きました。 タイトルは「役に立たない研究の効能」。編集部のご了承を得て、ここに転載します。 役に立たない研究の効能 一昨年の秋に、カリフォルニア工科大学の数学教室の方々から数学教授を併任にならないかと聞かれました。私は物理学者として教育を受け

    役に立たない研究の効能 | 大栗博司のブログ
    pom2e
    pom2e 2012/09/02
    直接的な「役に立つ」かどうかで良し悪しを決めるのは良くないし,そうかと言って役に立たなくてもいいんだと開き直っては説得力に欠ける.自分の研究の価値を自分がわかってる必要があります.
  • 学際研究を生む環境 | 大栗博司のブログ

    アスペンに来てうれしいことのひとつは、異分野の研究者と交流する垣根が低いということです。 先週から、素粒子論の「ゲージ理論の厳密な性質とその応用」のワークショップと、物性理論の「電子相関系のスピン‐軌道効果」のワークショップが並行して開かれており、今日はこの二つのワークショップの合同セッションが開かれました。 セッションの話題はエンタングルメント・エントロピー。この概念は物性理論ではトポロジカルな相を分類し特徴付ける重要な量として注目されていますが、素粒子論でもゲージ理論のさまざまな性質を理解する上で大きな役割をすることがわかってきました。 超弦理論において発見されたホログラフィー原理も、最近は物性理論でもよく使われているようです。MITの物性物理学者のセンティルさんの講演では、エンタングルメント・エントロピーが計算できる例をあげているときに、「この場合にはホログラフィーによる計算が知られ

    学際研究を生む環境 | 大栗博司のブログ
  • 1