週プレNEWS TOPニュースライフ・文化市川紗椰が語る、英語のとんでも吹き替え「ベジータがスーパーサイヤ人に変身しながら『かめはめ波』と叫んだときは言葉を失いました」 「かめはめ波」と叫びながらSpace Warriorに変身した後のGokuと 『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回は、英語圏のアニメ吹き替えについて語る。 * * * 英語圏のアニメ好きの間でよく話題になるのが「sub or dub」=字幕か吹き替えか論争。論争というより、英語の吹き替えで日本のアニメを見る人を字幕派が見下す、というほうが正しいかもしれない。 確かに英語のとんでも吹き替えの例は多い。演技の質、口パクのタイミングのズレ、キャラクターと声の不一致、そして翻訳の適当さ。低予算の弊害や、作り手の愛のなさがヒシヒシと伝わる作品が多々