『Gのレコンギスタ』劇場版について「作り直しじゃなく完璧な新作の気分」と語る富野由悠季監督 『機動戦士ガンダム』の生みの親・富野由悠季(とみの・よしゆき)監督が、宇宙世紀後の時代を描いた『Gのレコンギスタ』劇場版(全5部作)のこだわりを語る。監督の感じた"ガンダムの呪縛"とは? ■作り直しじゃなく完璧な新作の気分 ――1979年の『機動戦士ガンダム』誕生から40年。今なお現役バリバリの富野監督が現在手がけているのが、2014年から全26話で放送されたテレビシリーズ『Gのレコンギスタ』(以下、『G-レコ』)の劇場版。 この劇場版は全5部作で、テレビ版に新作カットなどを加えて再構築しているそうですが、そもそもなぜ『G-レコ』を再び世に送り出そうと考えたのでしょうか? 富野 僕的には"作り直し"という気分じゃなくて、むしろ完璧な新作を作っている気分なんですよね。正直テレビ版は、スケジュールに追い