2014年12月に起きた電通の女性社員、高橋まつりさん(当時24)の過労自殺を受け、BBCやインディペンデント、ウォールストリート・ジャーナルなど海外の有力メディアは、「KAROSHI」(過労死)に象徴される日本の長時間労働の問題を取り上げている。 企業経営者やNPO関係者らでつくる「長時間労働撲滅プロジェクト」のメンバー3人が1月19日、東京・外国特派員協会で記者会見した。外国人記者らに日本の長時間労働の実態を訴え、「長時間労働を日本社会で是正していくことが、出生率の向上や個人消費の拡大など、日本で個別に議論されていた課題を根本から改善することになる」と訴えた。