女子高生らの接客を売りにする「JKビジネス」や、インターネットで知り合った相手にだまされたりして、自分の裸の写真などを送ってしまう「自画撮り」など青少年の性被害を防ごうと、都は16日、危険性を情報発信するウェブサイトを開設した。 都では7月から、JKビジネスで18歳未満の接客を禁じる条例が施行されるほか、都の協議会は5月、画像の送付を勧誘する行為を禁止する条例改正を求める答申をまとめている。情報発信することで、中高生自身にも改めて注意を促す。 サイトでは、JKビジネスで対応した客がストーカーになるといった被害事例や、ネット上に写真が流れれば完全には消せないことなどを紹介。女子高生に人気のあるモデルでタレント、藤田ニコルさん(19)が「絶対、やっちゃダメ」と訴える。また、都内全高校生にリーフレットを配布する。 小池百合子知事は同日の定例会見で、「性被害から自分自身の身を守る力を身につけてほし
6月6日、セーファーインターネット協会(SIA)は、2016年の「違法・有害情報対策の取り組み」を公表した。それによると、協会が削除依頼した「児童ポルノ」「リベンジポルノ」は9割以上が削除された。写真はパソコン、3月撮影(2017年 ロイター/Kacper Pempel) [東京 6日 ロイター] - セーファーインターネット協会(SIA、会長:別所直哉ヤフー4689.T執行役員)は6日、2016年の「違法・有害情報対策の取り組み」を公表した。それによると、協会が削除依頼した「児童ポルノ」「リベンジポルノ」は9割以上が削除された。 協会は迷わないでまずは相談してほしいと呼び掛けている。 2016年に通報受領・パトロールで把握した違法・有害の疑いのある情報の総件数は約30万件だった。このうち、実際に違法・有害と判断した情報は4万9368件。もっとも多かったのが無修正動画などのわいせつ情報で5
「イノベーションを生み出して社会課題を解決し、世の中を変える」ーー言葉で書くと驚くほど簡単だが、これを本当に実現しようとすると、途方もなく難しい。なぜならば、世の中を変えるためには、テクノロジによって便利なツールを生み出したり仕組みを変えたりするだけでは十分ではなく、そのツールや仕組みを世の中に浸透させ、私たち一人ひとりの意識や日常的な習慣が変わらなければならないからだ。 LINEが3月に開催した「LINE BOT AWARDS」においてグランプリを獲得したプロジェクト「&HAND(アンドハンド)」も、障がい者、高齢者といった社会的弱者が安心して暮らせる世の中を目指して、社会課題を解決するさまざまなツールを開発し、社会に実装しようとしている。有志が集まって結成されたこのプロジェクトは、どのような思いや考えで社会の変革を目指そうとしているのか。プロジェクトメンバーであるタキザワケイタ氏、松尾
LITALICOは29日、発達障害の子どもを支援するスマートフォンアプリの新作として、時間の長さをねずみがリンゴをかじる表現で伝えるアプリ「ねずみタイマー」(海外タイトル:Mouse Timer)を世界150以上の国と地域に向けて配信開始したと発表した。 「ねずみタイマー」は、無料で全年齢対象。食いしん坊のねずみがリンゴをかじっていく表現で、時間を「見える」ようにして時間の長さを伝えることで、子どもが時間の長さをイメージできるよう補助する。学習用のツールとしてだけでなく、生活場面で通常のタイマーとしても活用できる。 LITALICOでは、今年4月から発達障害のある子どもを支援するスマートフォンアプリの配信を開始。4月に配信を開始した、イラストカードを使った音声でのコミュニケーションを代替し、子どもの特性に合わせたコミュニケーションを可能にするアプリ「えこみゅ(英語名:Card Talk)」
深刻化するネットいじめを早期に発見して抑止にもつなげようと、柏市教育委員会が今年度から取り組む、いじめを傍観しないための授業が22日、市立土中学校で始まった。生徒たちは傍観者の視点に立っていじめを考え、議論した。あわせて導入される、いじめを匿名で通報できるスマートフォン専用アプリについても説明を受けた。 授業は市立中学全20校の1年生が対象で、アプリは2、3年生を含めて市立中の全生徒に提供される。傍観者に絞った授業は珍しいといい、アプリも活用していじめを防ぐ考えだ。 この日は1年生の1クラスの授業が公開され、生徒22人が「私たちの選択肢」と題して50分間、映像を見ながら学んだ。 まず、中1のクラスを舞台にし…
TKCは5月22日、「TASKクラウド子育てワンストップ支援サービス」の提供を同月末から開始すると発表した。価格は月額4万円(別途初期導入費用が必要)~。なお、同システムを利用して、7月から全国35団体(5月16日時点)が子育てワンストップサービスをスタートする。 国は、マイナンバー制度などを活用した子育て行政サービスの変革として、妊娠・出産、育児などにかかる子育て世代の負担軽減を図るため、特にオンライン化のニーズが高い「児童手当」「保育」「母子保健」「ひとり親支援」の4つの申請・手続きについて、7月以降、速やかにワンストップサービスを実現するよう市区町村に求めている。 新サービスは、国が進める「ワンストップ・カードプロジェクト」に対応し、4つの申請・手続きを新サービスにより、ワンストップで提供する。7月から試行運用を開始するマイナポータルと市区町村の各種業務システムの間を、セキュアな総合
子育ては幸せであると同時に、苦悩の連続でもある。だから、子育て中のママにはそんな思いを共感する仲間、「ママ友」が必要だ。 しかし、ママ友を作るのは普通の友達を作るのとは少し勝手が違う。子ども同士を遊ばせることができるよう、子供の年齢が近いことが前提で、さらにママ同士の相性も合う必要があるからだ。 日本と同様、米国、特に筆者の住むニューヨークは共働き世帯の比率が高く、ママが普段の生活の中でママ友を作るのは簡単ではない。 そんな彼女らの悩みから生まれ、米国で人気を博しているのが、今回取り上げるスマートフォンアプリ「Cardamom」。近所のママ友を探せるアプリだ。 今回は実際にこのアプリを使ってママ友を作った筆者の体験談を元に、ニューヨークの子育て事情をお伝えする。 ママ向け交流アプリ、位置情報で近くのママ友を検索 Cardamomの使い方はシンプル。ユーザーの名前と作りたい友達のタイプ(自分
災害時に避難所の場所を検索できる防災アプリを普段から使い慣れてもらえるよう、大阪大は15日、平常時の活用方法に関する産学共同研究を始めると発表した。衛星利用測位システム(GPS)を使った特徴を生かし、観光振興や地域の見守り活動に役立てる。独立電源型のWi-Fi(ワイファイ)ステーションなどを搭載した街路灯との連動も模索する。 アプリは「未来共生災害救援マップ」。東日本大震災を教訓に、大阪大の稲場圭信教授(宗教社会学)らの研究チームが平成26年に開発した。学校や公民館に加え、寺院や神社などの宗教施設を避難所とみなしたのが特徴で、全国約30万件のデータを蓄積し無料で配信している。 災害時は避難所のコメント欄に被災状況や不足する物資を投稿できるが、共同研究では、こうした機能を平常時にも生かし、神社仏閣ならではの見所や祭りなどの観光情報を随時、掲載する。 併せて、ベアリング大手のNTN(大阪市西区
読み書きだけが出来ない ディスレクシアをご存知だろうか。学習障害の一種で、日本では識字障害とも言われている。通常の会話や知的な面では問題が無いにも関わらず、文字の処理、つまり読み書きに著しく困難を持つ症状を指す。全く文字が読めないわけではない。しかしそのスピードが極端に遅く、結果的に学校での学習についていけなくなったり、進学ができなかったりと、その生活に影響を及ぼすことも多い。また、知的な面では問題がない彼らの困難は「障害」として認識されず、「怠けているからだ」とみなされ理解を得られず苦しみ、無気力になったり、不登校になったりするケースもある(注1)。 (注1)http://jdyslexia.com/about.html 彼らは適切な配慮があれば、障害のない人々と同じように生活が可能であり、またそれぞれの才能を活かすことも多い。有名人で言えば、トム・クルーズもディスレクシアだ。しかし日本
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