かなりショックを受けました。 大坂なおみ選手には「漂白剤」が必要と……漫才コンビが差別発言で謝罪|BBC News お笑いをそこまでよく見るわけでもない私が、Aマッソに急にハマって動画やテレビ出演を熱心にチェックしていたのが、ここ一年くらいの話です。 「まさか、この人たちがこんなことを?」という思いと、「もしかしたらこういうことを言ってしまうかもしれない種はあったような気がする」という思い、両方が渦巻いています。 今もAマッソの話題を目にしたり、思い出すたびに、もやもやと苦しい思いから逃れられずにいます。 しかし、少し近い視点で見てきたからこそ、今このタイミングで書いておかなければならないことがあるように思い、ペンを執りました。 女性ジェンダーロールへの抵抗 私がAマッソを好きになった理由は、ネタの面白さや本人たちのキャラクター、お笑いにおいて妥協しない姿勢もありますが、一番の決め手は「お
まず最初に断っておきたいのは、この記事自体、誰も望むものではないということだ。 Aマッソの「漂白剤」ネタの煽りを受ける形で、金属バットの「早口言葉」というネタの一節が引き合いに出され、ネット上で話題になっている。「漂白剤」ネタの経緯については各自で調べて欲しい。ネタの前後の文脈が明らかになるまでは、彼女たちを批判するのはアンフェアだというのが私のとりあえずの見解だ。 金属バットを炎上させようとしている記事についても、ここでは引用しない。率直に言えば、読む価値も無い。ネタの全容についてはAmazon Prime「大阪チャンネルセレクト」内の「お笑いライブ 余韻」から参照するか、その他の方法で確認して欲しい。 笑いを解説することほど野暮なことは無い。だが、ここでは仕方なく件のネタを解説することにする。以下が問題になっているネタの一節を書き起こしたものだ。 小林「綺麗な早口言葉言おか。綺麗なみん
かが屋のコントは美しい。コント内で鳴る扉のベルの音が複層的に響く。「会計を済ませたお客がドアを開けて店を出ていく音を、待ち人の到来と勘違いしてしまう」という複雑な心理描写をベルの音と表情だけで表現してしまうのだ。こういったコントを私は美しいと思ってしまう。暗転の度に「数時間前・・・」という影ナレを入れれば、あのSNS上でのカレンダーと時間軸を巡る不毛な議論も生まれなかっただろう。しかし、コントにおける不要な説明の省力が、かが屋が信じぬく美学だ。しかし、そこにあるのはただの美学だけではないだろう。どぶろっくの下ネタミュージカルによって焼け野原と化したスタジオの空気を一発で掴んだ賀屋のあの表情が、店内に流れる「蛍の光」のリプライズが繰り返されるたびに、どんどん哀愁を帯びていくというシステムは、影ナレがないことでより効果的になる。そういう計算がしっかり貫かれている。 普段は黒と白のシンプルなTシ
お笑い第七世代という言葉で一括りにされるなかで、一際大きな才能を感じる“かが屋”のコント。 彼らのネタは、他のコント師たちのネタと比べて一体どこがどう違うのか。そこんところを少しだけ書きたい。 * 通常、コントというものは「物語の導入」から始まる。例えばハンバーガー屋のコントをするのならハンバーガー屋に入店するところから始めるのがベターであるし、転校生のコントをするのなら転校生が登場する前に「今日は転校生を紹介するぞ」という先生の告知から始めるのがセオリーだ。 しかし、かが屋のコントはそういった物語の導入をこしらえない。彼らのコントはいつだって「シーンの途中」から始まる。 このコントの始まりは、すでにお互いにいくつかのなぞなぞを出し合っている途中から始まる。「暇だし、なぞなぞとか出し合わね?」というような物語の導入はこしらえない。物語の基本とも言える《起承転結》の《起》が描かれていないのだ
2018年12月、ドラマ『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系)が『人生が楽しくなる幸せの法則』としてタイトルを改めることが発表された。ドラマ化が発表された際、SNSで「ちょうどいいブスとは何事か」と炎上した同作。今、テレビ業界において「ブス」という言葉の認識が変わり始めている。 芸人の八幡カオルは「私は、同じ芸人から『ブスって言いやすい』って言われる。ブスって言ってもいいブス、みたいな」と話す。それを聞いた、お笑いコンビ・たんぽぽの白鳥久美子は「わかる。いじっていいブスと、いじっちゃいけないブスがある」と同意。 いじっていいブスとそうじゃない人の違いについて、白鳥は「おそらく、女の子自身に“ブスの自覚”があるかないか。あと、本当にブスすぎるといじめになるから言えないっていうラインがあるみたい。芸人の中では、そのあたりをちゃんと線引きしてやっているけれど、これが一般社会や学校で同じこと
一発程度なら打ち上げられるけど、吉本ゴリ押しパワー以外で長期的に大爆笑を取れるお笑い女芸人って見たことないんだよな。 その割に、bルゾンとかnゃんこスターとか天下取りましたみたいなツラした勘違いは多いじゃん テレビに出る機会の多い中堅にしたって、コネ呼ばわりされて怒り狂ったM三中やT近やOアシスやそんなもんだろ? 大爆笑さらえる女芸人っている? 追記 「おまえが面白さを理解してないだけぇ!おまえが鈍感なだけぇ!」みたいな、クソつまらない芸人が現実逃避で言いそうなことを言う人が、ブコメ見てもトラバ見ても一人しかいなくて感動した。 ちゃんと「長期的に大爆笑さらえる女芸人なんているの?」に対するアンサーとしてきちんと答えてもらっててありがたい。 名前あがった女芸人とか漫才名とか、調べたら出てきそうなのあったら見てみるわ。
〈追記〉この企画の始めごろ、クロちゃんのキスシーンが放送されたときにプロデューサーがツイッターにて「みんな気持ち悪いと言うが、これがイケメンなら誰も文句言わないだろう。視聴者はクロちゃんを差別している」とツイートしてて、クロちゃんを気持ち悪く演出している張本人がこう言うのは最初からある程度の視聴者誘導というか、社会実験的要素はあったんじゃないか、と指摘するの忘れてた。追記終わり。 はてなじゃ全く話題になってなかったけど、この年末の二ヶ月はずっとネットが安田大サーカス・クロちゃんの話題で一色だった。 日本中がクロちゃんの気持ち悪さに魅了されていた。 「大爆笑ホラー」なんて、今まで見たことのない新しいコンテンツだったことは確かだ。 もうこの二ヶ月ずっとツイッターのトレンドが「クロちゃん」「水曜日のダウンタウン」よ。 正直はてな以外のサイトじゃ連日この話題ばっかりだったし、 ネットでバズりまくっ
とにかく全組おもしろかった。 今日のお話 ・全体的な感想 ・「批評」の年 ・立川志らくの是非 ・新しい「おもしろい」に向かって全体的な感想 優勝した霜降り明星の漫才は、ゼロ年代後半以降にスタンダードになってきた型の発展系だと思った。ナイツやNONSTYLEの「ボケの手数」が多い構成は単純に笑うべきところが多いため、ウケが調子により下ブレすることのないディフェンスの強い芸風なのだけれど、もちろんそれだけでは「おもしろい」漫才にならないんだとおもう。たとえばナイツであれば、固有名詞を使用した大量の小ボケで話題を縦横無尽に張り巡らせ、従来結びつきようのないワードを接近させることで立体感のある話芸に昇華させている。 霜降り明星は手数が多く、それはもちろん「ボケが多い」ということでもあるのだけど、このコンビについては「ツッコミが多い」という印象があり、ここに新しさを感じた。近年の笑いの潮流である豊富
『M-1グランプリ2018』を見ました。第一回大会からずっと見続けて来て、初めてリアルタイムで見ることが出来ませんでした。というのも、シソンヌのライブ『モノクロ』を見に行っていたからです。だから、よく聞く情報を遮断するという行為自体が初めてでしたが、無事に何も情報を得ないまま帰宅して、録画を再生することが出来ました。危なかったのは、会場で、絶対にネタバレをペラペラ喋る奴がいるなと思っていたので、開演の前後ギリギリまでラジオ聞いていたんだけど、同行した奥さんが言うには、僕の隣でやっぱり「ミキが敗者復活で言ったらしいよ」とネタバレを話している人がいたらしいのですが、それを始めとして避することが出来ました。冨樫漫画を読んでいて良かったです。 大会としては、芸風がバラけていて、いわゆる多牌ってやつで、誰が優勝してもおかしくない空気がビンビンで、それこそ、初期の大会のようでした。加えて審査員も、いろ
鬼滅のごはん @GuiltyGohan 先天性の障害 #自閉症 による精神障害者手帳持ちですが職場には伝えず一般雇用。かつて障害者雇用で就労した際、手を差し伸べられた時にこそ最も「差別」を感じたからです。憐憫は尊厳を奪う。弱ければ勝手に死ぬからほっといて。 斉藤のどか/日本共産党神奈川9区 @nodokajcp 顔を黒く塗って黒人を演じるブラックフェイス。人種差別、黒人軽蔑の歴史が深く刻み込まれていて、いま世界では絶対にやってはいけないことになっています。それが、笑いのネタにされている日本。悲しすぎる。 twitter.com/kingcaven/stat… 2017-12-31 19:12:39
Baye McNeil @BayeMcneil ブラックフェイスやってる日本人に告ぐ。ブラックフェイスはジョークのオチなんかじゃない。ジョークが欲しいならもっと良い脚本家を雇え。黒人キャラが欲しいなら日本語を話す黒人を雇え。ブラックフェイスは や め ろ」#StopBlackFaceJapan #日本でブラックフエイス止めて お願いします 2018-01-01 03:41:22 渡邉葉 @YoWatShiinaEsq 「ブラックフェイスやってる日本人に告ぐ。ブラックフェイスはジョークのオチなんかじゃない。ジョークが欲しいならもっと良い脚本家を雇え。黒人キャラが欲しいなら日本語を話す黒人を雇え。ブラックフェイスは や め ろ」#blackface #Japan #Racism #ガキ使 twitter.com/Locohama/statu… 2018-01-01 03:22:50 Baye
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today 淳の「自分も昔いじめられてた」をどこまで信じていいかは分からんが、元々いじめられてた側の人間がスターになってむしろいじめる側に嬉々として収まってる例はちょこちょこあるよな。あの人とかあの人とか 2013-05-22 19:09:39 tatibana @tatibana_m @houtou_trip20 淳さんは体罰に関しても「殴られた先生としかメールのやりとりをしていない。信頼関係が一番大切」と語っていたぐらいですから、本人のなかで「信頼関係が築けている」と思ったら何をしてもOK、という判断なのでしょうね。 2013-05-22 19:08:05
かもめんたる優勝!断トツで1番面白かった。しかし、かもめんたる、鬼ヶ島、天竺鼠の異様な高得点とそれに反してうしろシティ、ジグザグジギー、アルコ&ピースの得点の伸びなさ、というのは「狂気=勇気→高得点」という図式が成立してしまっているように思う。キングオブコントの存在でコントシーンが活性化したのは間違いないが、この大会の為に正統派コントはどんどん淘汰されていってしまう危険性も孕んできた。『M-1グランプリ』の登場で漫才がボケの手数に偏重していったのを思い出さずにはいられない。勿論、2700の「キリンスマッシュ」や天竺鼠の「寿司」の素晴らしさの前には何も言えないわけだが、あんなんばかりの大会は嫌でしょうに。そんな中、かもめんたるの日常と地続きの狂気が蔓延している絶妙なハイブリットコントは完璧だったし、希望だ。2本共に鬼ヶ島のネタの後に披露というのも効いていたと思う。鬼ヶ島がひたすらに叫んで生み
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