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書評に関するshimomurayoshikoのブックマーク (9)

  • ヨルシカ「盗作」書評 オルゴールの外側へ(作家・三秋縋)|好書好日

    >「思想の種子をめちゃくちゃまき散らしたい」三秋縋さんとヨルシカの鼎談記事はこちら 三秋縋さん書評「オルゴールの外側へ」 海外小説を読んでいると、あの献辞というやつがやたら目に付く。「私を支え続けてくれた誰それに捧げる」「誰それにたっぷりの愛を込めて」みたいなあれだ。 僕が献辞を捧げるとしたら相手は誰になるだろうか、と時々考える。多分それは他ならぬ自分自身になってしまうのではないか。「僕を支えてくれた僕の両足へ」とか、そんなところだ。僕は誰かのためにを書いたりしないし、罪のない誰かを僕の情けないの共犯者に仕立て上げたりもしない。そして何より、僕は自分自身を楽しませるためにものを書いている。八割くらいまでは。残りの二割は生活のためだ。日によってこの割合は大きく変わる。自分のためにものを書き続けるのもそれはそれで疲れるからだ。何せ彼は常に自身の限界の先にあるものを要求してくる。生活のため

    ヨルシカ「盗作」書評 オルゴールの外側へ(作家・三秋縋)|好書好日
  • 『ユリシーズ』から『これはペンです』まで──『実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で』 - 基本読書

    実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で 作者: 木原善彦出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2017/01/23メディア: 単行この商品を含むブログを見るこの世には実験小説と呼ばれるたぐいの作品がある。実験=experimental というぐらいだから、要するに普通の小説ではない。そもそも"普通の小説"を定義するのも難しいが、まあ、登場人物がいて、ページをめくると物語が前に進んで、読める言葉で書かれていく、あたりから外れた工夫が凝らされた小説といえる。 たとえば最近再刊行もされたコルタサルの『石蹴り遊び』。このの冒頭には読み方を指示する「指定票」がある。なぜそんなものが必要なのかというと、『石蹴り遊び』は「向こう側から」と題された一部、「こちら側から」と題された第二部、「その他もろもろの側から」と題された第三部から成り立っており、これを順番で読んでいくような構成にはなっていないのだ。

    『ユリシーズ』から『これはペンです』まで──『実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で』 - 基本読書
  • 第三回本格ライトノベル大賞各作品コメント: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    去る10月に開催された京都SFフェスティバルの合宿企画として、第三回ライトノベル大賞の選考座談会を行ないました。 五時間に渡る討議の結果、第三回ライトノベル大賞受賞作は鳳乃一真先生の『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』に決定いたしました。 京フェスサイト及びTwitterではすでに告知させていただきましたが、この度各作品へのコメントとともに改めてご報告いたします。 また、10月26日付の読売新聞・関西版「サブカル列島 Zipang異聞」にて、ライトノベル特集の一環として、ライトノベル大賞についての取材記事が掲載されました。重ねてご報告いたします。読売新聞様、ありがとうございました。 以下、各作品へのコメントになります。 鳳乃一真『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』 ライトノベルはこれまでさまざまなジャンルやメディアの想像力を取り込み、自らの表現力を豊かにしてきた。それゆえ、現在のライトノベルの表現的特

  • 「超エロゲー ハードコア」という本についての感想 M.G.Station

    ※この日記はWeb全体公開です 久しぶりの日記だなあ… 今日は、とても興味深いを読んだので、その感想を書こうと思いました。 このです。 「超クソゲー」シリーズのライター陣が書く、エロゲーのです。 前作「超エロゲー」は、エロゲー黎明期から2006年あたりまでの エロゲーの歴史を追いながら有名な作品のレビューを載せていた、 という感じの構成でしたが、 今回は最近のエロゲーについてのレビューと、 業界人のインタビューがいくつか載り、 それを通して近年のエロゲー事情を紹介する、という具合のになっていました。 まず題に入る前に、「超クソゲー」シリーズについて少々。 「超クソゲー」はクソゲーブームのはしりと言っても過言でないで、 火付け役のひとつだったと思います。現在「超クソゲー3」まで刊行。 数多くのクソゲーを紹介し、そのクソゲーの突き抜けたところや どうし

  • 銃・病原菌・鉄 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/02/02メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 421回この商品を含むブログ (188件) を見る 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/02/02メディア: 文庫購入: 24人 クリック: 73回この商品を含むブログ (106件) を見る 内容紹介 なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。識者が選ぶ朝日新聞“ゼロ年代の50冊”(2000年から2009年の10年間に出版された)堂々の第1位に

    銃・病原菌・鉄 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 本を買うとき参考にする信頼できる書評家は? : ライフハックちゃんねる弐式

    2012年01月31日 を買うとき参考にする信頼できる書評家は? Tweet 0コメント |2012年01月31日 21:00|書籍・読書|Editタグ :書評 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1207798020/ 1 :無名草子さん:08/04/10 12:27 ID:? 大森望のような信頼できる書評家を教えてくれ 3 :無名草子さん:08/04/11 01:08 ID:? 大森&豊崎コンビでないことだけは確実 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 4 :無名草子さん:08/04/11 02:20 ID:? >>3に1票 6 :無名草子さん:08/04/11 18:27 ID:? >>3 あの二人のチョイスはあまりに奇をてらいすぎだと思う。 5 :無名草子さん:08/04/11 15:54 ID:? 自分自

    本を買うとき参考にする信頼できる書評家は? : ライフハックちゃんねる弐式
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

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  • 『闘うレヴィ=ストロース』 - Living, Loving, Thinking, Again

    新書498闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書) 作者: 渡辺公三出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/11/13メディア: 新書購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (51件) を見る 渡辺公三『闘うレヴィ=ストロース』*1を先週読了。 はじめに 序章 ひとつの長く豊かな生 第一章 学生活動家レヴィ=ストロース 第二章 批判的人類学の誕生 第三章 野生の思考へ向かって 第四章 もうひとつの豊かさの思考 おわりに あとがき レヴィ=ストロース略年譜 レヴィ=ストロース著作・論文リスト 参照・引用文献 以下、幾つか抜き書きをする。 序章では「聴覚や視覚そしてさまざまな感覚と「構造」の探究はレヴィ=ストロース自身の生涯の主題となる」と述べられている(p.20)。そして、 調停が不可能になって思考が停止する「矛盾」ではなく、一見克服しがたい「逆説」をつきつめてゆき、その過

  •  「The Neighborhood Project」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    The Neighborhood Project 作者: David Sloan Wilson出版社/メーカー: Little, Brown and Company発売日: 2011/08/24メディア: ハードカバー クリック: 16回この商品を含むブログ (1件) を見る 書は,新しいグループ淘汰,あるいはマルチレベル淘汰の主唱者として有名な進化生物学者D. S. Wilsonによる一般向けの書籍だ.前作「Evolution for Everyone」で自分の半生を振り返りつつ進化生物学を紹介してから5年.その5年間にウィルソンはさらに多くのプロジェクトを抱えて走り回っていて,そのエネルギッシュな様子が詰め込まれた熱意あふれるとなっている.書にはいろいろなメッセージが載せられていているが,最も大きなメッセージは「進化生物学が一部の人々に受け入れられていない現実を変えるには,進化学

     「The Neighborhood Project」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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