19日午後5時15分ごろ、大阪府貝塚市三ツ松の男性が友人と自宅の縁側に座って話し込んでいたところ、放し飼いにしていた飼い犬が白骨化した人の頭蓋骨をくわえて家に戻ってきたのを発見した。5分後に貝塚署に通報。同署は20日、遺体の他の部分が残されていないかどうか、周辺の近木川(こぎがわ)などを捜索する。 同署によると、見つかったのは下顎を除く部分で、大きさから成人の骨とみられる。 犬の名前は「ナナちゃん」で9歳。雌の中型犬で茶色の雑種だ。昨年12月30日には、人の足の一部とみられる骨片を持ち帰ったことがあり、同署は当時、この犬を再度放した。警察犬も出動させて3日間、付近を捜したが、他の部位は見つからず、身元を特定できなかった。 同署は、頭蓋骨と12月に見つかった足の骨との関連について調べる。 同署は、周囲に民家や畑、やぶなどがあるものの、工事などで穴が掘られた場所や墓地などはないと話している。