【ソウル=黒田勝弘】各種プロスポーツの八百長事件が大問題になっている韓国で、今度は“紳士のスポーツ”であるゴルフでホールインワンをでっち上げ、保険金をだまし取る“ホールインワン詐欺疑惑”が持ち上がっている。 ホールインワンをした場合、韓国でも日本同様、キャディーや他のプレーヤーに記念品や祝儀を贈ることが定着している。この多額の出費を補うのが「ホールインワン保険」だ。 アマチュア世界の話だが、一生で1回やれるかどうかのホールインワンを1年に6回とか、同じゴルフ場で4年間に5回やったなど疑惑だらけ。国家機関の金融監督院は“八百長申請”で保険金をだまし取っているケースが多いとみて追及している。 各紙が伝える金融監督院の調査によると、最近4年間で保険各社が支払ったホールインワン保険は9396人(1万1615件)に対し約384億ウォン(約28億円)に上り保険料を上回っているという。 韓国のゴルフ人口