京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」で入所者が暴行されてけがを負い、経営者の江波戸(えばと)聖烈(せいれつ)容疑者(60)と責任者の森下美津枝容疑者(55)が傷害容疑で逮捕された事件で、保護された複数の少女らが児童相談所などに、食事を1日に2回、5分ずつに制限され、夜は半ば部屋に閉じ込められていたと証言していることがわかった。 児童相談所によると、入所者十数人が暮らしていたのは、プレハブの2階。扉の外には錠があり、夜間は閉じこめられた状態だった。8月に今回の事件の被害少女(14)ら3人が逃げた後、錠は二つ増え3個になったという。 施設に電話はなく、携帯電話も持てなかった。保護者との面会にも施設の職員が同席した。入浴は冬は5日に1度、夏は2日に1度。トイレに行く時間も決められ、病気やけがをしても薬はもらえず通院もできなかった。 食事は昼夕の2回だけで、昼はコンビニエ