中国経済が踊り場を迎えていることは間違いないことです。少しずつ成長速度も鈍化していくのでしょう。過去に打った経済対策で不良債権が積み上がっているのも事実です。しかし、それでも中国経済が破綻したわけでもなく、経済成長がまだ止まったわけでもありません。それよりも円安と株価高で、みかけの好景気をつくっただけで、アベノミクスは、いまだになんらの成果がでていません。経済は低空飛行を続けており、中国経済の不振よりは、国民にとっては、そちらのほうがはるかに深刻な問題です。 韓国や資源国は中国経済の減速の影響が大きく、またとくに韓国の場合は台頭してきた中国の産業との競合もあって、輸出は今年の1月から減少に転じたまま下落し続けています。しかし日本の場合は、空調関連や工作機械の輸出や販売などは厳しくなってきたとしても、すくなくとも中国との貿易額は、この7月まで5ヶ月連続で増加基調が続いています。 また、中国国