政府は、労働者に事実上無制限の時間外労働(残業)を課すことが可能とされる労働基準法の「36(サブロク)協定」の運用を見直し、1か月の残業時間に上限を設定する検討に入った。 上限を超える残業は原則禁止し、現在はない罰則規定の新設を含め、具体化を図る。長時間労働が少子化や、男性の家庭参加を阻む原因となっているとして、月内にも発足する関係閣僚と有識者の「働き方改革実現会議」(議長・安倍首相)で詳細な制度設計を議論する。 労使が36協定を結んだ場合の残業時間の上限は、現行でも「1か月45時間」の基準が厚生労働相の告示で定められている。ただ、例外規定があり、「特別の事情」について労使の合意があれば上限を守らなくてもよいことになっている。
安倍晋三首相は2日朝、内閣官房に設けた「働き方改革実現推進室」の開所式で訓示し、室長の杉田和博官房副長官や職員約30人に「『モーレツ社員』の考え方が否定される日本にしていきたい」と述べた。 首相は「世の中から非正規という言葉を一掃していく。長時間労働を自慢する社会を変えていく」と強調。「働き方改革は最大のチャレンジ。大変困難を伴うが、私も先頭に立って取り組む」と決意を表明した。加藤勝信・1億総活躍担当相は「働く方々の視点、立場に立った検討をより進めていく。スピード感を持って取り組んでいきたい」と語った。
フランスの国営放送が初めて日本のアニメを放送したのは1978年、雨の多い7月のこと。屋内にこもりがちになった子どもたちは、はじめて触れる日本のアニメ「ゴルドラック」(原題は「UFOロボ グレンダイザー」)に夢中となり、視聴率100%も記録したモンスター番組となった。以降、同国では日本のアニメが次々と放送され、欧州でもアニメや漫画愛好家が多い国となったことはよく知られている。 日本のソフトパワーを担うものとして、アニメを思い浮かべる人は多いはず。しかし、アニメーターの仕事は労働環境の悪さがしばしば話題となる。2015年に日本アニメーター・演出協会「JAniCA」が発表した「アニメーション制作者 実態調査報告書 2015」では、年間収入の低さなどが世間に驚きを与えた(関連記事)。 吉田クリストフさんは、フランスと日本の両国で活躍するクリエイターだ。パリ第5大学医学部を卒業後、クリエーションの道
ソフトウェア業界はドラゴンボールの世界と似ています。 「私の戦闘力は53万です」 というのはフリーザの有名なセリフなのですが、ソフトウェア産業でもまさに同じようなことが起きていて、戦闘力(=生産性)が桁外れの人がごろごろいるのです。 100人のプログラマが2週間かかって出来ないことをスーパープログラマが2時間であっさり解決とか普通にある世界です。 Google Code Jam とか Top Coder のアルゴリズム部門といったオンラインプログラミングコンテストに出場してみればわかると思います。(誰でも出場できます) 全世界一斉によーい・・ドン!と始まって、1問目の問題文を読み始めます。 すると・・三分の一も読むか読まないうちに、スコアボードにはすでにプログラムを提出して正解判定をもらっている人がちらほら出始めます。 なん・・だ・と・・?! あなた方は魔人ブウの団体様ですか?? なんとか
今月18日、日本生産性本部が「日本の生産性の動向」2015年版を発表しました。 これに関連して、日本の労働生産性が経済協力開発機構(OECD)加盟34か国中21位と低迷し続ける状況について、日本生産性本部の茂木会長が、 「日本は勤勉な国で、生産性が高いはずと考えられるが、残念な結果だ」(『労働生産性、先進7カ国で最低 茂木友三郎生産性本部会長「勤勉な日本が…残念な結果」』、産経ニュース、2015/12/18) とコメントしたことをきっかけに、「勤勉で真面目過ぎるからこそ生産性が低い」「いや、本当は勤勉でも何でもない」等々、多くの方が様々な意見を述べておられます。 茂木会長の「勤勉」発言に引きずられたのか、日本人が勤勉かどうかや、日本人の働き方にフォーカスした議論が多く見受けられるのですが、そうした議論の多くは、実は問題の本質をきちんと捉えてはいないのです。 ■ギリシャが日本より労働
急増する「中年フリーター」 12月7日 18時20分 いま、中年のフリーターが急増しています。 35歳から54歳までの非正規労働者は、この15年間で2.5倍に増え、273万人に上っています。この中には、正社員になりたくてもなれず、アルバイトを転々とするなど不本意な形で働いている人も少なくありません。こうした「中年フリーター」とも呼ばれる人たちが高齢化する近い将来、社会的な負担が増えることも懸念されています。将来の生活に不安を抱える中年フリーターの実態と求められる対策について社会部の津武圭介記者と松尾恵輔記者が解説します。 中年フリーターの実態は 急増している中年フリーター。私たちは、都内の飲食店でアルバイトをしている38歳の男性から話を聞くことができました。 男性は、毎晩遅くまで働いて帰宅するのは午前0時過ぎですが、日当は7650円。週に5日ほど働いて年収は250万円余りです。 生活は
■中年フリーター 「中年フリーター」が当たり前のように存在し、その悲哀が10年以上前の就職氷河期と重ねあわせて論じられることも珍しくなくなってきた(たとえばこの記事氷河期世代が直面する「中年フリーター」の現実 「人手不足の会社はいっぱいある」と言うけれど)。 就職氷河期で失敗したフリーターやニートたちが中年になり、引き続き雇用の調整弁として苦しんでいるという趣旨だ。 同記事では中年フリーターの人々の月収は20万を切る程度と書かれているが、僕が30代以上のニートや非正規支援をしていて感じるのは、こうした月収20万弱は、ある意味非正規のエリートだ。 正確には立場的な意味での非正規のエリートは「契約社員・派遣社員」で、2014年度の非正規雇用労働者のうち20%存在する(「非正規雇用」の現状と課題)。 現在、労働者全体の4割が非正規ということはよく知られており、この非正規4割の20%が派遣・契約社
マイナビは8日、「ITエンジニアの転職意識調査」の結果を発表した。 調査期間は8月20日~24日、対象は転職意向があるIT技術職(エンジニア・プログラマー等)で25歳・30歳・35歳の正社員及び契約社員500人。 「現在、仕事上で抱いている不満」について聞いたところ、「給与が低い」が45.2%で最多となった。2位は「仕事・評価と単価があっていない」、3位は「指示が曖昧すぎる」、4位は「1つの仕事が長く、マンネリ感がある」、5位は「突発的なトラブル対応が発生する」であった。 業種別に見ると、「テクニカルサポート・監視・運用・保守」は、57.8%が「給与が低い」と回答し、他職種と比較して高い結果となった。「システム開発(汎用機系)」は、「新しい技術がどんどん出てくるので勉強が大変」(29.5%)、「仕事が不規則で残業が多い」(27.9%)が高く、「システム開発(組み込み・ファームウェア・制御系
政府が国家公務員約22万人を対象に、7月から8月31日まで実施している朝型の勤務体制「ゆう活」。残業時間が長いと指摘される国家公務員の定時退庁を促すため、安倍内閣が力を入れている制度ですが、実際の現場からは「上司が促した日ぐらいしか取れない」「朝早く出勤してもエアコンが利いていなくてつらい」「結局サービス残業が増える」など不満の声も少なくありません。また国会の会期も9月下旬まで大幅延長された影響もあり、7月29日に行われた調査では午後8時までに退庁できなかった職員は対象者の2割近くに達しています。民間企業でもフレックスタイム制を一時導入したがうまく機能せず、元に戻したという例もあるといい、日本での時差出勤の難しさを感じさせます。 「ゆう活」は朝の出勤を通常の1~2時間早めることで、夕方早めに退庁してもらい、家庭サービスや趣味の時間に充てるなど仕事後を有意義に過ごしてもらうねらい。総務省の統
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