2020年東京五輪・パラリンピックの聖火台の設置場所について、政府や関係機関が頭を悩ませている。 新国立競技場の現在のデザインには、場内設置が盛り込まれていない。場外設置は夏季五輪では異例になるうえに、場内に置く場合もデザイン変更は不可欠。遠藤五輪相は4日、閣議後の記者会見で、「早急に場内か場外か決めたい」と語り、来週にも検討チームを設置することを明らかにした。 聖火台について国際オリンピック委員会は、「大会の最も重要なシンボル」と定義し、「全観客から見える位置に置くべきだ」などの原則を定めている。だが、昨年12月に採用された新競技場のデザイン案には、聖火台の設置場所が盛り込まれていない。 遠藤五輪相は記者会見で、「聖火台について具体的な議論をしてこなかった」と釈明。新競技場の基本設計が決まる5月末までに設置場所を決めるとした。競技場内に設置するためデザインを変更した場合も、トータルの建設
総工費は際限なく膨らみ、財源の見通しも立たない。さすがにこの計画は無理ではないか。 2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場のことだ。事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は、総工費2520億円にのぼる建設計画について有識者会議の了承を得た。何をもって「了承」の答えが出たのか、理解に苦しむ。 開閉式屋根の設置費約168億円や、1万5千人分の仮設席の設置費などは総工費に含まれていない。工事期間中の平成29年4月には消費税率が8%から10%に上がる予定で、3千億円という途方もない数字もちらついている。 総工費は、昨年5月の基本設計で示された1625億円から大きく跳ね上がった。JSCは「新国立競技場の特殊性」で、765億円もの工費を上乗せせざるを得なくなったと言い訳する。 例えば2本のアーチで屋根を支える構造は工事の難度が高く、施工業者が限られ価格競争が働かない。高い技術を持った職
2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場を巡り、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の有識者会議が、2520億円を投じる建設計画を承認した。 JSCは近く、大手ゼネコン2社と契約を交わし、10月に工事を始めるという。ラグビーワールドカップに間に合わせるため、19年5月に完成させる予定だ。 工費は、基本設計時の1625億円から約900億円も増えた。五輪後に先送りした開閉式屋根の設置費などを加えれば、さらに膨らむ。財政難の中、12年ロンドン五輪のスタジアムの4倍以上も費用をつぎ込むとは、あきれる。 工費膨張の最大の要因が、2本の巨大アーチを用いた特殊な構造にあることは、はっきりしている。なぜ、コスト削減のために、基本構造を見直さなかったのか。いったん決まったら、止まらない公共事業の典型と言えよう。 類のないデザインだけに、工事が計画通りに進む保証もない。 有識者会議に出席した東
2004年8月13日から29日までギリシャの首都アテネで行われた第28回夏季オリンピック、アテネオリンピック。 これはオリンピックから8年後の2012年の、ビーチバレー会場の写真である。 Abandoned Olympic Sports Complex in Athens (14 pics)より 砂漠のようになった。 野球日本代表(長嶋ジャパン・中畑監督代理)が銅メダルを獲得した、ギリシャ・首都アテネの野球センター。 在りし日はこんなのどかな良いスタジアムだった。 オールプロでアテネ五輪に出場した日本代表チームの左から三浦大輔投手、清水直行投手、福留孝介選手、上原浩治投手=2004年8月15日 2014年、オリンピックから10年後のスタジアムはこうなった。 10年前と10年後。 10年前と10年後。 10年後。 全く関係ないが、「負けたのは中畑の責任!」と無茶苦茶なことを言っているのは左か
五輪を開催する上で、メーン会場は開催国の国情を映す鏡になる。 新国立競技場(東京都新宿区)の建設をめぐる国や都の混乱は、2020年東京五輪・パラリンピックの開催能力に大きな疑問符をつける問題であることを、改めて指摘したい。 建設費は当初の予定を約900億円上回り、約2500億円に膨らむ見通しだ。事業主体の文部科学省は近く建設業者と工事契約を結ぶ方針だが、建設費の一部負担をめぐる国と東京都との対立に出口は見えない。 混乱を収めるには、この国家プロジェクトの責任者である安倍晋三首相が前面に出て、関係機関や国民に理解を求めるしかないのではないか。 開閉式屋根の設置先送りや、観客席の一部仮設化など、相次ぐ計画変更には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長も懸念を示している。 20年五輪の招致に際し、IOCに「安心、安全、確実」な大会運営を約束し、「日本にやって来るアスリートにも責任を持ってい
2015年06月14日10:00 カテゴリ日本の社会社会一般 どうする、新国立競技場 一体どうなるのか、気になって仕方がないのがこの新国立競技場問題であります。 1300億円程度の予算が計上された新国立競技場の建築はザハハディト氏の自転車のヘルメットのような斬新なデザインを採用することになったのですが、当初から議論百出、旧競技場は壊したけど何をどう作るかで揺れに揺れています。現状のままなら予算3000億円とも言われ、2019年の新競技場で開催予定のラグビーの試合すら怪しいものになっています。 いわゆる施工の遅れではなくデザインと予算措置の問題で振り廻されているのですからたまりません。舛添都知事は吠える一方で下村文科大臣は都に500億円の整備費を出せと淡々と要求し、法律まで作り周囲を固める気になっています。官僚がやりそうな手口でありますが、この問題で国民の意思はどこに消えてしまったのでしょう
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