検察審査会の闇を追及している民主党の森ゆう子議員(参院法務委員会)が、最高裁に命じて「審査事件票」を提出させた。「審査事件票」とは検察審査会の会議を開いた回数や立ち会った検察官の人数など基本的なデータをまとめたものだ。 最初に最高裁から提出された「同事件票」は1度目の議決に関するもので、「被疑者:小沢一郎」と「被疑事件:政治資金規正法違反」の2件以外はすべて真っ黒に塗りつぶされていた(写真・上段)。申し立てを受理した日までが塗りつぶされていることに驚く。 「個人情報でも(捜査の秘密でも)何でもないではないか?」あまりにも不誠実な最高裁の対応に憤慨した森議員が再提出を厳しく求めたところ、約2週間後に「黒塗り」がほとんど外された「事件票」が出てきた(写真・下段)。 8回にわたって会議を開き、検察官延べ1名が立ち会ったことなどが分かる。 だが、強制起訴を決めた2度目の議決に関する『審査事件票』は